Feel

4月29日〜5月5日 獅子座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の獅子座(7/23〜8/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

獅子座の星模様

神機妙算

29日に金星(愛と喜び)が牡牛座エリアに入り、太陽(メインテーマ)、木星(拡大)、天王星(改革)と合わせて4天体がこの星座(サイン)に並びます。ここは獅子座にとって、天の高い位置であり、「社会貢献」や「キャリア」を意味する場所です。

忙しさは避けられないかもしれませんが、良い仕事に恵まれ充実感を得られそうです。チャレンジしてみたかった案件にもとりかかれるでしょう。

また、牡牛座のエッセンスには「報酬」や「経済」といったキーワードが含まれています。今週は金星に対して冥王星(運命)が厳しい角度で繋がっていることにより、大きな金額が動くような契約をするかもしれません。

5月1日は牡羊座エリアを火星(意欲・闘争心)が運行し始めます。ここは獅子座にとって智慧を意味する場所です。火星と冥王星が調和的に繋がるため、高い理想を掲げたくなりそうです。自己研鑽のために武者修行をしたくなるようなタイミング。

冥王星のステーションと逆行の影響によって、逃げられない勝負を挑まれたり、対人関係のもつれや諍いが生じたりしそうです。もしくは、運命と思うほどの大きなインパクトを受ける出会いがあるかもしれません。人生の岐路に立っているのだと感じる週になるでしょう。

今週の全体の空模様

愛と平和を求めて

「洪水のあとの世界で鳥であるきみに摘まれるオリーブがいい」
──榊原紘『悪友』

今週、金星(愛と美)は牡牛座エリア、火星(意欲・闘争心)は牡羊座エリアと、それぞれの“ホームグラウンド”であるサイン(星座)のエリアに入ります。“自宅”に帰還している天体はそのエッセンスを十全に発揮できるといわれています。

牡牛座にいる金星は、「五感で捉える美」や「身体的快適さの追求」を応援します。牡羊座の火星からは、「勇気を持って前進する」ことや「ためらわないで始める」ことへのサポートが届くでしょう。

しかし、星の配置全体を見ると、少し物騒な雰囲気が感じられます。牡牛座の金星は水瓶座エリアの冥王星(破壊と再生)とぶつかり合うような角度をとります。牡羊座の火星も冥王星と調和的に繋がり、また海王星(融解)と隣り合っています。

これらの繋がりから浮かぶのは、権力に苦しめられる人々の姿です。「より良い未来のため」と無理を求められたり、争いを正当化する言説に触れたりすることで、静かな怒りが溜まってきます。真の豊かさについての議論が盛んになる週です。

5月3日に、水瓶座エリアを運行している冥王星の逆行が始まります。そのため、冥王星は週前半にはステーション(留)になっています。実はこのステーション状態のときのほうが、天体の影響が強まることがあります。

アイロンは布の上を動いているときには布を傷めませんが、ひとつの場所に留まれば、焼きごてのようにその場を熱してしまい、布を焦がしてしまいます。天体もアイロンのようなものなのです。とくに冥王星がステーション(留)のタイミングでは、“異常事態”が起こりやすいでしょう。多くの人にショックを与え、騒然とさせるようなニュースが街を駆け巡るかもしれません。

冥王星は、9月2日に逆行しながら山羊座エリアへと戻ります。それまでの4カ月間で、「過去の良いものは残して引き継ぎ、悪しきものは捨てていく」という作業ができるでしょう。争いや迫害が繰り返されてきた人類の歴史を学ぶことで、守るべき大切なものについて社会全体で考えることになりそうです。

4月22日〜4月28日 獅子座の運勢【ブルータス週間占い】

競馬場のスタンドに立つ中村蒼さん

ジャパンカップ2024を目撃せよ。ルメール騎手と中村蒼に聞く、競馬場の楽しみ方

遊ぶ / PR