牡牛座の星模様
美味しく召し上がれ
太陽が牡牛座エリアを運行し、自分に対して意識が向かいやすいとき。牡牛座のエッセンスが求めるものは、安全と快適さと豊かさです。好きなものに囲まれた状態が続くことこそを牡牛座は追求します。
しかし、この牡牛座エリアでは先週に引き続き太陽と冥王星(破壊と再生)が“殴り合い”の角度をとっており、また、木星(成長・拡大)と天王星(改革・刷新)が重なっています。そのため、休んでいたいのに「出番だぞ」と舞台の上に引き摺り出されるようなこともあるかもしれません。
今回の蠍座新月ー蠍座満月は、牡牛座にとって「人間関係の部屋」「パートナーシップ」を意味する場所で起きています。この半年間のテーマは「目の前の人ともう一度出会い直す」ことでした。
他者との関係構築とは、自分という素材そのままを並べたりぶつけたりすることではなく、相手を思いながら“調理”することだと気がついたかもしれません。自分が変われば相手も変わる、というシンプルな法則を実感しやすいときでした。
25日、水星(情報)は順行に戻ります。それに先立つ“ステーション(留)”状態によって、眠気が増し、睡眠時間を多く取ってもなお日中眠くなりやすいでしょう。ゆとりをもったスケジュールを組みましょう。
魚座エリアでは火星(意欲)が海王星(夢)に重なっていきます。友人の将来の目標を聞き、自分も鼓舞されるでしょう。一緒に“大風呂敷を広げる”のもいいかもしれません。
今週の全体の空模様
魂の声を受け止めて
「いまぼくらは自分のためだけにお金を稼いで独占し、どれだけ与えたかではなく、どれだけ手に入れたかを誇りながら生きている。そんな現代の消費社会を「未開」とされた人たちがみたら、よっぽど野蛮だと思うかもしれない。いったいなぜこんな経済があたりまえになったのか」
──松村圭一郎 『くらしのアナキズム』
先週に引き続き、牡牛座エリアを運行中の太陽と、水瓶座エリアの冥王星(破壊と再生)が激しくぶつかり合っています。そして牡牛座エリアでは木星(成長・拡大)と天王星(改革・刷新)が重なっています。
牡牛座エッセンスは個人の財産を増やすことに価値を置くもので、水瓶座エッセンスは、富や財産の真価は社会に還元することにこそあるという感覚を持っています。今週はこの2つのエッセンスがせめぎ合います。
この「牡牛座エッセンスvs水瓶座エッセンス」という構図は、今週は「個人vs社会」「個人蓄財vs社会還元」といった二項対立として社会に反映されてくるでしょう。
具体的な出来事として、増税や社会保険料の増額が行われるかもしれません。物価上昇も進む可能性があります。そうしたことから、現行の制度や公金使途に対する不満が人々の間で高まっていきそうです。
しかしこの緊張状態(苦しみ)が問題提起へと繋がり、そこから連帯が生まれ、結果的に世の中が良い方向へと動き出すでしょう。
24日は蠍座満月があります。今回の満月には冥王星が繋がることから、運命的な出来事や精神的な気づきによる物事の進展があるかもしれません。辛い現実に直面しつつも、“動かぬ現実”を動かしていこう、と決意するタイミングです。情熱、執念、挫けない強さをもたらす満月です。
牡羊座エリアにいる水星(情報)は、週前半は逆行を止め、25日に順行に戻る前の「ステーション」という状態になります。これには「一時停止」信号のような作用があるとされています。
連絡の行き違いや交通機関のトラブルに巻き込まれるかもしれません。電子機器の不具合も起きやすいときです。大切なデータはバックアップをしっかり取っておきましょう。
また28日には、魚座エリアを運行中の火星(勢い)が海王星(融解性・夢)に重なっていきます。現実に縛られずに大きな夢を思い描けるとき。荒唐無稽な思いつきだとしても、それが世の中を刺激し活性化していくでしょう。
積極的に“混沌性”を取り入れていくことが生命力を高める魔法になりそうです。
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