Feel

4月22日〜4月28日 水瓶座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の水瓶座(1/20〜2/18生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

水瓶座の星模様

大地を踏みしめて

牡牛座エリアを太陽が運行し、木星(拡大)と天王星(改革)も同じエリアで重なって動いています。ここは水瓶座にとって、「家族と家庭の部屋」であり、帰属コミュニティを表す場所です。

このエリアに太陽が運行する期間は、自分の足元を耕し、苗を植え、豊かにしていくことが求められます。

水瓶座は未来や理想を語ることが好きな星座(サイン)ですが、今週は「今現在の問題をなんとかしなさい」という運気に追い立てられるような気がするかもしれません。将来のことを自由に想像しているところに、現実主義者から厳しい突っ込みが入りそうです。

今回の蠍座新月ー蠍座満月は「キャリア」や「社会参画」を意味する場所で起きています。この半年間は、「このままではいけない」という焦燥感を燃料として新天地を探すことが課題でした。

多少の無理はあったとしても新しい扉を開いていれば、新月以降の課題をクリアしたと言えるでしょう。“再出発”という言葉も似合う満月です。

25日、水星(情報)は順行に戻ります。それに先立つ“ステーション(留)”状態によって、週前半は、情報の行き違いや勘違いが発生しやすいでしょう。友人との約束もリスケジュールされるかもしれません。

魚座エリアでは火星(意欲)が海王星(曖昧さ)に重なっていきます。勢いに任せて高価なものを買うと後で後悔しそう。もし、買いたいものがあれば来週以降にすると良いでしょう。

今週の全体の空模様

魂の声を受け止めて

「いまぼくらは自分のためだけにお金を稼いで独占し、どれだけ与えたかではなく、どれだけ手に入れたかを誇りながら生きている。そんな現代の消費社会を「未開」とされた人たちがみたら、よっぽど野蛮だと思うかもしれない。いったいなぜこんな経済があたりまえになったのか」
──松村圭一郎 『くらしのアナキズム』

先週に引き続き、牡牛座エリアを運行中の太陽と、水瓶座エリアの冥王星(破壊と再生)が激しくぶつかり合っています。そして牡牛座エリアでは木星(成長・拡大)と天王星(改革・刷新)が重なっています。

牡牛座エッセンスは個人の財産を増やすことに価値を置くもので、水瓶座エッセンスは、富や財産の真価は社会に還元することにこそあるという感覚を持っています。今週はこの2つのエッセンスがせめぎ合います。

この「牡牛座エッセンスvs水瓶座エッセンス」という構図は、今週は「個人vs社会」「個人蓄財vs社会還元」といった二項対立として社会に反映されてくるでしょう。

具体的な出来事として、増税や社会保険料の増額が行われるかもしれません。物価上昇も進む可能性があります。そうしたことから、現行の制度や公金使途に対する不満が人々の間で高まっていきそうです。

しかしこの緊張状態(苦しみ)が問題提起へと繋がり、そこから連帯が生まれ、結果的に世の中が良い方向へと動き出すでしょう。

24日は蠍座満月があります。今回の満月には冥王星が繋がることから、運命的な出来事や精神的な気づきによる物事の進展があるかもしれません。辛い現実に直面しつつも、“動かぬ現実”を動かしていこう、と決意するタイミングです。情熱、執念、挫けない強さをもたらす満月です。

牡羊座エリアにいる水星(情報)は、週前半は逆行を止め、25日に順行に戻る前の「ステーション」という状態になります。これには「一時停止」信号のような作用があるとされています。

連絡の行き違いや交通機関のトラブルに巻き込まれるかもしれません。電子機器の不具合も起きやすいときです。大切なデータはバックアップをしっかり取っておきましょう。

また28日には、魚座エリアを運行中の火星(勢い)が海王星(融解性・夢)に重なっていきます。現実に縛られずに大きな夢を思い描けるとき。荒唐無稽な思いつきだとしても、それが世の中を刺激し活性化していくでしょう。

積極的に“混沌性”を取り入れていくことが生命力を高める魔法になりそうです。

4月15日〜4月21日 水瓶座の運勢【ブルータス週間占い】

旬の和素材を使ったジャパニーズクラフトジン ROKU〈六〉を、仲間と囲む食卓の真ん中に

旬の和素材を使ったジャパニーズクラフトジン ROKU〈六〉を、仲間と囲む食卓の真ん中に

飲む / PR