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4月15日〜4月21日 天秤座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の天秤座(9/23〜10/23生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

天秤座の星模様

ご褒美と労働

週前半、18日までは太陽が牡羊座エリアを運行し、同エリアで逆行中の水星(コミュニケーション)は金星(愛と喜び)と重なります。いろいろな意味での復縁運が上がります。会いたかった人から連絡が入ってきそうです。偶然に会うこともあるかもしれません。

先週から引き続き、魚座エリアを運行する火星(トラブル)と土星(試練)の2天体が重なっている影響が強く出ています。人のフォローに奔走したり、雑用を片付けなければいけなかったりと、忙しくなりそうです。また、体調不良に十分気を付けたい星の配置です。

牡牛座エリアでは、18日に、4月初旬からじわじわと距離を縮めていた木星(成長・拡大)と天王星(改革)の2天体が重なります。所属先でのポジションに変化があるかもしれません。ややプレッシャーを感じるような役を任されそうです。

19日の夜中に太陽は牡牛座エリアに入ります。天秤座にとってここは「強い連帯」を意味し、外部からもたらされる“ままならないこと”が運命のように押し寄せてくる場所です。

そのため、今週からの1カ月は、目上の人から従い難い指示を受けることが増えそうです。さらに冥王星(破壊と再生)が太陽に“殴り合い”の角度で繋がってくるため、反発心が湧き上がってくるかもしれません。

同じように理不尽に困っている人のために、思い切って意見を述べることになりそうです。苦労しながらも、目上の相手と折り合いをつけていけるでしょう。

今週の全体の空模様

生きること、食べること

懐石は「枡半」がいい、洋食は「アリタリア」がおいしいと利いた風な口を利き、それも本当なのだが、本音を吐けばこれはよそゆきで、普段着の姿はオムレツにソースをかけて食べ、精進揚げの残ったのを甘辛く煮つけたのが大好きなのである。気取ったことを言ったところで、お前の出性は味醂干しだぞという声が天の一角から聞こえるような気がするのである。
──向田邦子 『眠る盃』

今週、太陽が18日まで牡羊座エリアの後半部分を運行しています。同じ牡羊座エリアで、逆行中の水星(コミュニケーション・情報)と金星(愛と美)が互いに近づき合い、重なろうとしています。それによって、自分の内側にある喜びの原点に触れ、初心に立ち返れそうです。

先週に引き続き、魚座エリアの火星(闘争・トラブル)と土星(試練・責任)が重なっているので、人々の中で不安な気持ちが膨らみそうです。出会った相手を信用しづらいと感じたり、世に出ている情報を疑ったりする人が多くなるときです。社会的に重要な立場にある人の無責任な言動が目立って見えるタイミングです。

18日、牡牛座エリアで天王星(改革・刷新)と木星(成長・拡大)が重なります。価値観、特に働き方についての考えに変化が起きやすいときです。世の中をどんどん進化させる最先端技術が普及し、多くの人の生活が豊かになっていくでしょう(逆に、経済の大きな変動などで暮らしが変わることもあり得そうです)。

19日の夜中に太陽は牡牛座エリアに入ります。この時期は、古来、牛に犂(すき)をはめて本格的に畑仕事を始める季節にあたります。そのため、ゆっくりと、しかししっかりと土を起こしながら進む牛の力強い姿が、牡牛座のイメージとして定着していきました。また、畑を耕して食糧を得るという営みから、牡牛座には物資的な豊かさや実用性、所有、備蓄といった意味も付されています。さらに、身体性そして身体的な欲求(食欲・性欲など)、自然由来の美しいもの、五感で味わう快適さとも、牡牛座は結びつけられています。

今週、そうした牡牛座の性質を帯びた太陽と冥王星(破壊と再生)が激しくぶつかり合います。それにより、格差社会や環境破壊、食糧問題について議論が交わされるかもしれません。生きることとは、すなわち食べること。しかし、それが何よりも大切なことであるにもかかわらず、享受できていない人が世界にはいるということ。こうしたテーマに関して、抜本的な改革が進みそうなときでもあります。

4月8日〜4月14日 天秤座の運勢【ブルータス週間占い】

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