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4月8日〜4月14日 乙女座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の乙女座(8/23〜9/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

乙女座の星模様

強く優しく

今週の新月は乙女座にとって「強い連帯」や「継承」を意味し、他のものと深く繋がることで自らに根本的な変容を促す場所で起こります。外部からもたらされる“ままならないこと”が運命のように押し寄せてくる場所でもあります。

乙女座は、環境に適応し、周囲の人の役に立つことで喜びを抱くサイン(星座)です。

牡羊座新月から半年後の牡羊座満月までの期間では、そうした性質が揺らぐ可能性があります。確かに“活躍”はしているかもしれないが、見合った報酬をもらえていない。そう思い始めるかもしれません。もしや、「やりがい搾取」をされているのではないかと、自分の働き方をネガティブに見てしまいそうです。

このモヤモヤを吹き飛ばすには、自分の行為はまず自分のために自分の選択でやっているのだと考えていくことです。アファメーションは「強い自分を信じて役立つ」をテーマにしましょう。

また、今週は牡羊座エリアで、太陽と逆行中の水星(思考・コミュニケーション)が重なります。過去に縁のあったものともう一度遭遇するようなときです。

魚座エリアを運行する火星(闘志・アクシデント)と土星(試練・節度)の2天体が重なると、先週に引き続き、価値観の相違によって、パートナーと望まぬ言い争いをしてしまうかもしれません。

きつい言葉を発することで、相手だけでなく自分にも深い傷を負わせてしまうタイミングです。優しい気持ちをしっかりと持ちましょう。

今週の全体の空模様

どんな苗を植えるのか

9日の未明に牡羊座エリアで新月が起きます。この新月は、地道な研鑽によって得た強靭な自立性(命を燃やし生きる力)を、他者を助けるために用いるという課題をもたらします。

畑を耕し、柔らかくなった土に苗を植えるイメージが浮かんできます。その苗はやがて大きな実をつけ、自分も人も豊かさを受け取ることができるでしょう(苗は「可能性」を意味してもいます)。

自分の才能やスキルなど、手元にある可能性(苗)を人のために活かしていけるかどうかが問われるのかもしれません。利他的な行いによって、自己肯定感も育っていきます。

しかし、いざ挑戦してみても簡単にはいかないかもしれません。この新月は日蝕を伴っており、小惑星カイロンも重なります。カイロンは、魂の治癒や困難克服のためにまず痛みを直視するよう促してきます。そのため、苗を植えようとしているところに突然嵐がやってくるように、イレギュラーな試練が訪れるかもしれないのです。

嵐がもたらすものが被害だけにならないように「せっかく転んだのだから、何か掴んで立ち上がろう」という気概や工夫が必要になるのかもしれません。

さらに、新月のタイミングで、魚座エリアを運行する火星(闘志・意欲)と土星(試練・節度)の2天体が重なります。そのため、全体にシリアスな雰囲気が強まります。

それでも、鍵は利他性。「私だけが助かればいいのではない。繋がる全ての人が助からなければ意味がないんだ」と気合いを入れて進まなければならない場面があるかもしれません。

また、新月には、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。

各星座ごとにテーマが変わりますが、「どんなことも養分にし、可能性・長所(苗)を育てていく」ということは共通します。宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の魚座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。

4月1日〜4月7日 乙女座の運勢【ブルータス週間占い】

競馬場のスタンドに立つ中村蒼さん

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