天秤座の星模様
自己解体と再構築
今週の新月は、天秤座にとって「人間関係・社交の部屋」であり、結婚やパートナーシップを意味する場所で起こります。ここは自己に対向する他者の現れる場でもあります。
天秤座は、自分を絶対的に評価することが苦手です。常に天秤の皿に己を乗せ、他者を一方の皿に乗せることで、自分を“測る・量る”、つまり相対的に理解するのです。
牡羊座新月から半年後の牡羊座満月までの期間は、こうした天秤座の生き方を揺さぶることが起きやすいでしょう。他の人の意見に関係なく、自分自身の考えや希望を問われる場面が訪れそうです。自己の弱さに直面しなければいけなくなります。
一度、自分というものをバラバラに分解し、それを丁寧に組み直してみましょう。アファメーションは「自己解体と再構築」をテーマにしましょう。
また、今週は牡羊座エリアで、太陽と逆行中の水星(思考・コミュニケーション)が重なります。過去に縁のあった人から連絡が入るようなときです。いろいろな意味での復縁運が上がります。
魚座エリアを運行する火星(アクシデント)と土星(試練・節度)の2天体が重なると、先週に引き続き、気乗りしない雑用に追われそうです。また、体調不良が起こりそうな星回りでもあるので、気をつけましょう。とくにアルコールを飲むときは注意を。
今週の全体の空模様
どんな苗を植えるのか
9日の未明に牡羊座エリアで新月が起きます。この新月は、地道な研鑽によって得た強靭な自立性(命を燃やし生きる力)を、他者を助けるために用いるという課題をもたらします。
畑を耕し、柔らかくなった土に苗を植えるイメージが浮かんできます。その苗はやがて大きな実をつけ、自分も人も豊かさを受け取ることができるでしょう(苗は「可能性」を意味してもいます)。
自分の才能やスキルなど、手元にある可能性(苗)を人のために活かしていけるかどうかが問われるのかもしれません。利他的な行いによって、自己肯定感も育っていきます。
しかし、いざ挑戦してみても簡単にはいかないかもしれません。この新月は日蝕を伴っており、小惑星カイロンも重なります。カイロンは、魂の治癒や困難克服のためにまず痛みを直視するよう促してきます。そのため、苗を植えようとしているところに突然嵐がやってくるように、イレギュラーな試練が訪れるかもしれないのです。
嵐がもたらすものが被害だけにならないように「せっかく転んだのだから、何か掴んで立ち上がろう」という気概や工夫が必要になるのかもしれません。
さらに、新月のタイミングで、魚座エリアを運行する火星(闘志・意欲)と土星(試練・節度)の2天体が重なります。そのため、全体にシリアスな雰囲気が強まります。
それでも、鍵は利他性。「私だけが助かればいいのではない。繋がる全ての人が助からなければ意味がないんだ」と気合いを入れて進まなければならない場面があるかもしれません。
また、新月には、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。
各星座ごとにテーマが変わりますが、「どんなことも養分にし、可能性・長所(苗)を育てていく」ということは共通します。宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の魚座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。
「レコードの日」記念!新しい学校のリーダーズが行く、アナログレコード工場見学