牡羊座の星模様
自分を惜しまず
9日の新月は牡羊座にとって「自分自身」を意味する場所で起こります。自分の可能性を増やし、育てるために丁寧に自己分析をすることが大切です。
新月からは、自分の持っているものを人に分け与えていくようにと促されます。しかし、日蝕とカイロンの影響で、シェアに対する恐れのようなものが出てきます。そもそも人に与えられるほどのものを自分は持っていないのではないか、渡したら搾取されてしまうのではないか、といった不安が湧いてくるかもしれません。
それでも、その気持ちを直視すること。その上で、他者に与えられる限りのものを差し出す勇気を持ちましょう。それが成長に繋がります。
「自分の力を、自分のためだけに使わない」とすることができれば、豊かさが何倍にも膨らみそうです。アファメーションは「他者や環境との関わり方」をテーマにしましょう。
また、今週は牡羊座エリアで、太陽と逆行中の水星(思考・コミュニケーション)が重なります。過去に習得したものを再度トレーニングするなど、復習的な行動が効果的なタイミングです。うっかり忘れていたことを思い出すということもあるかもしれません。
魚座エリアを運行する火星(トラブル)と土星(試練)の2天体が重なると、無意識のうちにストレスを溜めてしまいそうです。
寝ている間に歯を食いしばったり、寝違えたりしやすいかもしれません。寝る前にストレッチやヨガなどをして、心と身体を整えてみましょう。
今週の全体の空模様
どんな苗を植えるのか
9日の未明に牡羊座エリアで新月が起きます。この新月は、地道な研鑽によって得た強靭な自立性(命を燃やし生きる力)を、他者を助けるために用いるという課題をもたらします。
畑を耕し、柔らかくなった土に苗を植えるイメージが浮かんできます。その苗はやがて大きな実をつけ、自分も人も豊かさを受け取ることができるでしょう(苗は「可能性」を意味してもいます)。
自分の才能やスキルなど、手元にある可能性(苗)を人のために活かしていけるかどうかが問われるのかもしれません。利他的な行いによって、自己肯定感も育っていきます。
しかし、いざ挑戦してみても簡単にはいかないかもしれません。この新月は日蝕を伴っており、小惑星カイロンも重なります。カイロンは、魂の治癒や困難克服のためにまず痛みを直視するよう促してきます。そのため、苗を植えようとしているところに突然嵐がやってくるように、イレギュラーな試練が訪れるかもしれないのです。
嵐がもたらすものが被害だけにならないように「せっかく転んだのだから、何か掴んで立ち上がろう」という気概や工夫が必要になるのかもしれません。
さらに、新月のタイミングで、魚座エリアを運行する火星(闘志・意欲)と土星(試練・節度)の2天体が重なります。そのため、全体にシリアスな雰囲気が強まります。
それでも、鍵は利他性。「私だけが助かればいいのではない。繋がる全ての人が助からなければ意味がないんだ」と気合いを入れて進まなければならない場面があるかもしれません。
また、新月には、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。
各星座ごとにテーマが変わりますが、「どんなことも養分にし、可能性・長所(苗)を育てていく」ということは共通します。宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の魚座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。
窓が生活を忘れさせないでいてくれる。編集者・haru.が語る窓