蠍座の星模様
あちこち見直し
太陽は、蠍座にとって「日々の仕事・サービスの部屋」であり、自他ともにケアすることや奉仕を意味する場所を運行しています。自分にも周囲の人にも優しくすることで、幸運が訪れるときです。
2日、水星(情報・コミュニケーション)の逆行が始まると、すでに完了したはずの業務の見直しが必要になるかも。もしくは、やり残した仕事を最後まで片付けられそうです。
4日は魚座エリアで金星(愛と喜び)と海王星(夢・スピリチュアリティ)が重なり、「愛に出会う一日」になりそうです。一目惚れをしたり、されたりするかもしれません。ロマンチックな気分で胸が満ちるときです。
5日に金星が牡羊座エリアを運行し始めると、力を注いできた仕事や活動が評価されるなど、努力が報われそうです。
魚座エリアでは、火星(意欲・闘争心)が土星(節度・社会性)に近づきながら運行しています。その影響で、ふわふわと曖昧な相手との距離感や関係をクリアにしていけそうです。しっかりと結ぶのか、解くのかを見極めるタイミング。決断できずに悩んでいた人は、覚悟が決まるときです。
また、牡牛座エリアでは、木星(成長・拡大)が天王星(改革・刷新)にじわじわと接近しています。18日にこの2天体が重なるまでの期間は、契約内容やパートナーシップの見直しを進められそうです。
今週の全体の空模様
新しい可能性は混沌から生まれる
「希望は複雑な色をしている/裏切られた心臓の赤/日々の灰色/くちばしの黄色/ブルースの青にまじる/褐色の皮膚/黒魔術の切なさに/錬金術の夢の金色/国々の旗のすべての色に/原始林の緑/そしてもちろん/虹のてれくさい七色/絶望は単純な色をしている/清潔な白だ」
——谷川俊太郎「色」
今週の星回りには“プリミティブ”なパワーが溢れています。牡羊座の「個人として自律的に生きる」エッセンスと、魚座の「私たちはひとつながりの存在(魂)である」というエッセンスがそれぞれ自由に走ったり泳いだりしているイメージです。魂の声を聞くにはとても良いときです。
太陽は牡羊座エリアを運行し、生命力に満ちています。今週、太陽には他の天体たちがコンタクトしてこないので、「私は私である」という牡羊座らしいシンプルな喜び、と生への意欲とが、人々の心に燃えてくるかもしれません。
2日に情報やコミュニケーションを司る水星が逆行を始めます。水星逆行で起きやすいとされているのが、交通機関のダイヤの乱れや、メールの行き違いなどです。また、逆行は「後ろを向いて何かをやり直す」といった作用も持つので、懐かしい人と再会したり、失くしものが出てきたりもするときです。
そして水星が運行するのも牡羊座エリア。牡羊座は、魂の海からこの世に生まれ落ちた、原始的な命の炎を燃やすサインです。それゆえに今回の水星逆行期間(4月2日〜25日)を、“自分らしさを取り戻すための振り返り期間”として活かすこともできそうです。
4日は金星(愛と喜び)と海王星(夢・スピリチュアリティ)が魚座エリアで重なります。
金星も海王星も、魚座エリアにいるときは本来のパワーを存分に発揮できるコンディションになります。金星の耽溺性と海王星の夢見る力が合わさることで、「愛と希望」を素直に信じたくなるかもしれません。まさに“春の夢”といったムードの一日になるでしょう。
5日には金星は牡羊座エリアに移動し、うっとりモードが終わり、情熱的な愛のエネルギーが溢れてきます。
また、魚座エリアでは、火星(意欲・闘争心)が土星(節度・社会性)に近づきながら運行しています。魚座が持つ融解作用が世の中を混沌とさせるかもしれません。綺麗なものも汚いものも、全てが渦を巻きながら荒々しい洪水のようになって押し寄せそうです。
窓が生活を忘れさせないでいてくれる。編集者・haru.が語る窓