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3月25日〜3月31日 蠍座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蠍座(10/24〜11/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

3月25日〜3月31日の空模様

蠍座の星模様

かさぶたになる

今回の天秤座新月ー天秤座満月は、「隠されたもの・秘密の部屋」であり、不可知性を意味する場所で起きています。

この半年間は、自分の内側の深い場所を刺激されるようなことがあったかもしれません。見ないようにしていたわだかまりに向き合わざるを得なくなった人や、封印していた記憶が掘り起こされた人も多かったのではないでしょうか。

思い込みに光や風が当たり、意識できたことで救われたはずです。コンプレックスや欠点も、客観視していくことで膿まなくなるのです。

そして、今週の満月に冥王星がコネクトしていることもまた大きな影響を及ぼします。自分の命をどのように使っていきたいかがわかるでしょう。極端なものでも、願望が実現しやすいときです。“本当の願い”を叶えるために行動を起こしてみましょう。

思考とコミュニケーションを司る水星は、月以外とコンタクトを取らずに牡羊座エリアを運行しています。そこは、「日々の仕事・サービスの部屋」を意味する場所でもあります。テキパキと事務作業に集中できるときです。

金星(愛と喜び)、火星(意欲)、土星(節度)、海王星(夢・スピリチュアリティ)の4天体が、「創造性とレクリエーションの部屋」であり、喜びや楽しい遊びを表す場所を運行しています。心躍る嬉しい出来事が舞い込んでくるボーナスタイムです。イベントなどに積極的に参加してみましょう。

今週の全体の空模様

みんなの願いを集めて

「もっと強く願っていいのだ/わたしたちは/明石の鯛が食べたいと/もっと強く願っていいのだ/わたしたちは/幾種類ものジャムが/いつも食卓にあるようにと/もっと強く願っていいのだ/わたしたちは/朝日の射す明るい/台所がほしいと」
——茨木のり子「もつと強く」

25日は天秤座満月。このタイミングで、昨年10月の天秤座新月で蒔いた種を収穫するイメージです。半年間に学んだこと、感じたことに区切りがつくとき。積み立ててきたものが“満期”となるのです。

天秤座新月では、「人と人が支え合い手を差し伸べ合う」がテーマでした。半年前の天秤座新月では、「窮地に立たされる人が増えるかもしれない」という気配が感じられました。

実際、この6カ月の間に自然災害や争いが続き、より多くの人が苦境に立たされています。目を開いて、人々を追いやり、苦しめているものをしっかりと確認していくことが重要な時期でした。

そうした中で、それまで知らなかったことを学んだ人も多いでしょう。その学びがさらに人道的アクションを呼ぶということも、あちこちで起きていました。「人を助けたい」と願う純粋な気持ちから、希望の光が生まれてきています。

天秤座満月は、「思考したものが現実になる(実体化する)」という意味を持つ度数にあります。さらに、運命を大きく動かす力を持つ冥王星と、調和的にコネクトしています。

だからこそ、この満月のもとでは、「綺麗ごと」を思い描いていかなければなりません。願ったことが叶いやすい週なので、“あるべき社会の姿”や“理想の未来”をあきらめないことが重要になるのです。

政治の在り方や公共の福祉、個人の生活も、もっと平和で美しく豊かなものになれるはずだと多くの人が心から願い求めれば、それが力となり世界をデザインしていきます。

しかし、その分、ネガティブな気持ちも現実に反映されやすいときです。自分の心の中を見つめ直して、後ろ向きな部分がないか注意してみましょう。たとえば「あの人は怖い人だ」と思えば、本当にその相手が「怖い人」として現れてきてしまいます。世の中に対しても、希望を失ってしまえばそれがそのまま現実となってしまうかもしれません。

心の中で思っていることが、周囲と響き合って目に見える形を取り始める週です。

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窓際で作業をする蓮沼執太

窓辺で創作すれば音楽も外に開いていく。音楽家・蓮沼執太が語る窓

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