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2月26日〜3月3日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23〜12/21生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

射手座の星模様

緩やかに変化して

射手座と魚座はともに“柔軟宮”に属しています。また、この2星座はともに木星(拡張・大らかさ)を支配星に持つので、魚座に天体の多い今週は楽観的モードが強まるでしょう。

今週は、太陽(創造性)・土星(節度)・水星(知性)が魚座エリアを重なり合うように運行し、木星(成長・拡大)と調和的に繋がることで、「ライフステージが変わる」ようなイメージが浮かんできます。

日々目の前のタスクを真剣にこなしていただけなのに、いつの間にか螺旋階段を上ってふと振り返ったら随分と移動していたと気づくかもしれません。周囲に誠実さをもって応えようとしてきたため、手堅い基盤もできているかもしれません。

必死になっていた最中には気が付かなかったような変化に、ふと目がいく週です。

水瓶座エリアの冥王星(破壊と再生)からは、「新しい出会い」というキーワードが浮かんできます。

元来冒険気質で、新しい環境や状況に素早く適応する射手座ですが、今週は、冥王星の存在によって、さらに地平が開け、新しい知り合いがどんどん増えるかもしれません。

今週は水瓶座エリアの金星(愛と喜び)と牡牛座エリアの天王星(改革)がぶつかり合います。突然持ち上がった楽しい計画に参加して、今までチャレンジしたことのない役割を担うこともありそうです。

今週の全体の空模様

生きる喜びについて

「かつて私もそうだった。競争することが社会のなかで大事なことなのだと思いこんでいた。私が教える学生たちの多くも、競争へと駆り立てられ自分で自分を苦しめている。この数字と競争への強迫観念から解放されることで私自身も楽になってきた。」
——村上靖彦『客観性の落とし穴』

魚座エリアを太陽(創造性)・土星(節度・責任)・水星(知性)が重なり合うように運行し、牡牛座エリアの木星と調和的に繋がっています。

魚座のエッセンスは、世俗的な縛りや社会通念を超越したもので、見えない世界を尊ぶ感性をもたらします。いっぽう牡牛座は、身体的な快や物質的豊かさを通して生の喜びを伝えるエッセンスを持ちます。この2星座での天体配置によって、心も体も安全に守られることの大切さを感じられそうです。

人生というものを俯瞰的に眺めることができ、さらに生きていく上で大切なもの(物心両面において)は何であるのかを真剣に考え追い求めたくなるでしょう。競争を最優先にしていると失うものがあると気がつき、働き方についての意識もやわらかく変わっていくかもしれません。

魚座エリアには海王星(夢・融解性)も運行しています。この星はしばらく、月以外の天体とコンタクトを取らなくなります。

その影響により、世の中には自由な想像力・スピリチュアリティが揺蕩いながら広がります。理由もなくぼんやりしてしまったり、時間感覚がいつもとずれたりすることもありそうです。

世界のところどころに薄い膜がかかっているように見えるとき。不思議なことが転がってくるかもしれません。

海王星と同じように水瓶座エリアの冥王星(運命)も、しばらく月以外の天体とアスペクト(関係)を取りません。冥王星がもたらすといわれている“破壊と再生”の暴力的な作用は水面下に沈み見えにくくなるでしょう。

ただ、一部の人には冥王星らしいドラマチックな出来事が降りかかるかもしれません。生まれたときのホロスコープ(星の配置)で冥王星が特別な位置にいる場合は、今週のような星模様では逆に冥王星の気配が強まるのです。

今週、ぶつかり合うような角度を取る天体たちも見られます。水瓶座エリアの金星と牡牛座エリアの天王星の衝突は、「嬉しい誤算」や「瓢箪から駒」のような展開を呼びそう。

予想していなかったところで喜びに出会えるかもしれません。思い込みから解放されるきっかけもありそうです。

2月19日〜2月25日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

サテライトオフィスで椅子に座る吉泉聡

窓の外に感じる、予測不可能な自然の存在。〈TAKT PROJECT〉代表・吉泉 聡が語る窓

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