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2月26日〜3月3日 双子座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の双子座(5/21〜6/21生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

双子座の星模様

流れに乗って

魚座エリアを太陽(創造性)・土星(節度)・水星(知性)が重なり合うように運行し、社会問題への関心が高まるでしょう。しかし、調べていくほどに辛いニュースに心が痛みそうです。

双子座は、物事を言語化し広く人と共有するような仕事をしている人が多い星座です。今週は、集めた情報の伝え方のトーンがいつもより重くなるでしょう。かつ、自分自身で何か行動しなければと使命感にも駆られそうです。

そこに魚座エリアの3天体と繋がる牡牛座エリアの木星(成長)が作用し、膨大な知識を身につけようとするでしょう。多くの資料や書籍を読み込めば、的確な言葉が見つかります。

海王星(夢と融解性)の、魂をとろけさせるエッセンスが広がる影響で、まったく予想していないところから仕事のオファーがやって来るかもしれません。どうしてそんな指名が入ったのかと不思議に思いそうですが、今週は不思議なことをそのまま受け止めていきましょう。

水瓶座エリアの冥王星(破壊と再生)の影響で、まるで「神殿に迷い込んだ仔羊」のような気分になりそうです。気がついたら世界の謎に触れられる場所に来ていて、どうすればいいのか戸惑ってしまうかもしれません。

今週は水瓶座エリアの金星(愛と喜び)と牡牛座エリアの天王星(改革)がぶつかり合い、天啓のようなアイデアが降ってきて、魂でそれを理解するでしょう。言語化しようとしても、全てをすくい上げて説明するのは難しそうです。

今週の全体の空模様

生きる喜びについて

「かつて私もそうだった。競争することが社会のなかで大事なことなのだと思いこんでいた。私が教える学生たちの多くも、競争へと駆り立てられ自分で自分を苦しめている。この数字と競争への強迫観念から解放されることで私自身も楽になってきた。」
——村上靖彦『客観性の落とし穴』

魚座エリアを太陽(創造性)・土星(節度・責任)・水星(知性)が重なり合うように運行し、牡牛座エリアの木星と調和的に繋がっています。

魚座のエッセンスは、世俗的な縛りや社会通念を超越したもので、見えない世界を尊ぶ感性をもたらします。いっぽう牡牛座は、身体的な快や物質的豊かさを通して生の喜びを伝えるエッセンスを持ちます。この2星座での天体配置によって、心も体も安全に守られることの大切さを感じられそうです。

人生というものを俯瞰的に眺めることができ、さらに生きていく上で大切なもの(物心両面において)は何であるのかを真剣に考え追い求めたくなるでしょう。競争を最優先にしていると失うものがあると気がつき、働き方についての意識もやわらかく変わっていくかもしれません。

魚座エリアには海王星(夢・融解性)も運行しています。この星はしばらく、月以外の天体とコンタクトを取らなくなります。

その影響により、世の中には自由な想像力・スピリチュアリティが揺蕩いながら広がります。理由もなくぼんやりしてしまったり、時間感覚がいつもとずれたりすることもありそうです。

世界のところどころに薄い膜がかかっているように見えるとき。不思議なことが転がってくるかもしれません。

海王星と同じように水瓶座エリアの冥王星(運命)も、しばらく月以外の天体とアスペクト(関係)を取りません。冥王星がもたらすといわれている“破壊と再生”の暴力的な作用は水面下に沈み見えにくくなるでしょう。

ただ、一部の人には冥王星らしいドラマチックな出来事が降りかかるかもしれません。生まれたときのホロスコープ(星の配置)で冥王星が特別な位置にいる場合は、今週のような星模様では逆に冥王星の気配が強まるのです。

今週、ぶつかり合うような角度を取る天体たちも見られます。水瓶座エリアの金星と牡牛座エリアの天王星の衝突は、「嬉しい誤算」や「瓢箪から駒」のような展開を呼びそう。

予想していなかったところで喜びに出会えるかもしれません。思い込みから解放されるきっかけもありそうです。

2月19日〜2月25日 双子座の運勢【ブルータス週間占い】

小宮山雄飛

あの人も、家で瓶ビールを楽しんでいます。Vol.1:小宮山雄飛「1日の終わりに、手作りおつまみと1杯を」

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