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2月12日〜2月18日 水瓶座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の水瓶座(1/20〜2/18生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

水瓶座の星模様

深い森で考える

もともと水瓶座は、人生の意味を探し、心の暗さを抱きしめながら深く内省する星座(サイン)です。表面的には明るく見えたとしても、実はダークヒーローのように葛藤を抱えています。

今週は、水瓶座にとって「自分自身」を意味する場所に5つの天体が運行する影響で、そんな性質が強まります。自尊心や自己有用感について考えさせるような出来事が起きそうです。自らの生き方を誇りに思えるか、自分を信じられるかと思い悩むかもしれません。

モヤモヤした気持ちを明確に言語化し「悩み」として認識できれば、それに対する解決策を考えることができます。具体的にとるべき行動が見えたら胸がすっきりするはずです。

さらに水星(知性)と天王星(改革・刷新)のぶつかり合いは、「考え方の変革」の後押しをしてくれそうです。前提にしていた知識が更新され、“悩みの種”に対して的確なアプローチをしていけそうなタイミングです。

週半ば、火星(トラブル)と冥王星(破壊と再生)が重なり合うときは注意が必要です。極端な結論で短絡的な行動をしないように。自分が頑固になっていないか一度振り返り、大きな決断は来週に先延ばしにした方が良いかもしれません。冷静さを大切にしましょう。

月の運行は魚座エリアから双子座エリアまで。持ち物を片付け、部屋の風通しを良くしたいとき。カフェなどに気楽に出掛けることも良い気分転換になりそうです。

今週の全体の空模様

怒りは雷光のように

「自分は光をにぎつてゐる/いまもいまとてにぎつてゐる/而《しか》もをりをりは考へる/
此の掌《てのひら》をあけてみたら/からつぽではあるまいか/からつぽであつたらどうしよう/
けれど自分はにぎつてゐる/いよいよしつかり握るのだ/あんな烈しい暴風《あらし》の中で/
掴んだひかりだ/はなすものか/どんなことがあつても/おゝ石になれ、拳/此の生きのくるしみ
くるしければくるしいほど/自分は光をにぎりしめる」
——山村暮鳥「自分は光をにぎつてゐる」

今週は水瓶座エリアに天体が集まります。もともと太陽(創造性)、水星(知性)、冥王星(破壊と再生)が運行しているところ、13日に火星(争い)が、17日に金星(愛と喜び)が入り、水瓶座のエッセンスが強まる週です。

「知性・思考・概念」を司る風(大気)エレメントに属する水瓶座は、土星(責任、伝統)と天王星(革新性)を支配星に持ちます。多様性を尊重し、差異の中にも普遍的な知恵を見つけていく性質の星座(サイン)です。人道主義的なビジョンも備え、明晰な思考による議論を好みます。

そんな水瓶座エリアにいる言論の星・水星に、啓蒙力を持つ天王星がぶつかっています。政治の腐敗や社会問題への関心が高まっている世の中で、今週はさらに議論が活発になるでしょう。多くの人が社会の変化や刷新を望むようになりそうです。未来を切り開くために果敢に進むことが大切です。

いっぽう、一つのサインに天体が偏る弊害も考えられます。水瓶座のエッセンスが強まり、合理性を重視するムードが高まります。理屈が通りやすくなる半面、効率やルール遵守が第一となって、冷淡な対応が問題となったりもしそうです。

生きていくのに必要な優しさや愛情は、理屈では説明できないことも多いことを忘れずにおきましょう。論理的な知性は、血肉の通った人間としての喜びを増やすためにこそ使いたいものです。

また、注目したいのが、週半ばの火星と冥王星が重なり合うタイミングです。火星は火花散る状況を連想させ、冥王星は劇的な展開を予想させます。この2天体の重なりの影響で、紛争などを含め、世の中に大きなインパクトを与える出来事が勃発するかもしれません。

小さなきっかけで予期せぬ方向に進んでしまうこともありえます。事故やトラブルには細心の注意を払いましょう。

2月5日〜2月11日 水瓶座の運勢【ブルータス週間占い】

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