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2月5日〜2月11日 蠍座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蠍座(10/24〜11/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

蠍座の星模様

見つめ合って

週前半は土星(節制)と木星(豊かさ)が仲良く手を繋ぐことで、他者と真剣にコミュニケーションする場面が生じそうです。相手の気持ちや価値観をしっかりと知ろうとすることが求められるのかもしれません。

11日の新月は、「家族と家庭の部屋」であり、基盤や帰属コミュニティを表す場所で起こります。真摯に家族や仲間と向かい合う新月。もしくは、自分の居場所を自分で決めていくタイミングです。

この新月に、牡牛座エリアにいる天王星(改革・刷新)が激しくぶつかります。この影響で、いたいと思った環境から思わぬ展開で引き離されるようなことがあるかもしれません。

変化を求める人にとっては後押しになりますが、現状維持をしたい人にとっては足場が揺れて不安定に感じられるかもしれません。

新月アファメーションは「自分の本質を偽らずにいられる場所を探すこと」をテーマにすると良いでしょう。

さらにこのタイミングで金星(愛と喜び)と天王星(改革)が調和的に繋がります。

新しい情報や縁に助けられることがありそうです。たとえば会社が倒産しそうなときに他社の求人を知り、うまく転職できるようなイメージです。「渡りに船」といったことが起きるかもしれません。

今週の月の運行は射手座エリアから魚座エリアまで。この月の運行では「プライベートの場での交渉や取引」のようなムードが生まれます。自分の要望をシンプルに言語化できれば、物事はスムーズに進みそうです。

今週の全体の空模様

おかしいことをおかしいと言える社会へ

「走れ。走られるだけ、走られるところまで走れ。そして絶壁に衝き当ったならば、お前の脚下を掘れ。全心全力を以て、掘れ。新しい泉が湧くか、湧かぬかは寧ろ問題じゃない。お前はただ掘ってさえいれば可い。」
──種田山頭火『山頭火俳句集』(夏石番矢編)

5日に知性の星である水星が水瓶座エリアに入り、水瓶座エリアには太陽(創造性)と冥王星(運命・極端さ)と水星の3天体が運行することになります。この影響で、世の中を良くしていくための議論が活発になり、あちこちで意見交換会が開かれたり、デモやスタンディングなどが増えたりするかもしれません。

また、山羊座エリアには金星(愛と喜び)と火星(意欲・闘争心)が運行しています。水瓶座も山羊座も支配星に土星を持つため、土星的な要素すなわち「社会構造」や「社会規範」「責任」といったことに関することが話題になりやすいでしょう。

10日には水瓶座エリアで新月が起こります。この新月は、月に対して、天王星がぶつかっていくような位置(ハードアスペクト)にあることも特徴です。

天王星は水瓶座の支配星であり、「レジスタンス」という意味を持っています。世の中の義憤がさらに高まる気配です。

今回の新月は、「なりふり構わずに自らを理想に近づけようとする強い力」を授けます。さらにそこに改革・刷新の天王星がひらめきをもたらすので、目指す未来に対する意識が変わり、今までとは違うアクションを起こすかもしれません。より良い明日をつくるために私心を捨てて活動する人も増えそうです。

新月は物事をスタートさせるタイミングとして吉とされています。そして、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。

各星座ごとにテーマが変わりますが、「甘えを捨てて自分を追い込む」ということは共通します。宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の水瓶座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。

1月29日〜2月4日 蠍座の運勢【ブルータス週間占い】

建築家・クマタイチ

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