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1月29日〜2月4日 天秤座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の天秤座(9/23〜10/23生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

天秤座の星模様

オーガナイザー

週前半は「奉仕の精神」がキーワード。他者のために時間を使うことが多くなりそうです。

金星(愛と喜び)と、木星(成長・拡大)、土星(社会性)が軽やかに手を繋いで踊っています。とくに金星は山羊座エリアを運行し、天秤座に強い影響を与えています。

自分が「ホーム」と思う場所を豊かにしていく試みに、スムーズに取り組めそうです。まとめ役のような仕事も増えるでしょう。天秤座は元々調整役も得意。別々の人やもの同士を繋ぐ仕事では天秤座のエッセンスを活かせます。

太陽(創造性)と木星がぶつかり合う影響で、人に頼まれたことを自身の楽しみに変換できそうです。サービス精神が燃えるのかもしれません。祭りやイベントが始まる前のような忙しさもあります。積極的に企画を進めましょう。

週後半は太陽と天王星(改革・刷新)が火花を散らす配置に。想定外のギフトを受け取ることがありそうです。また、仕事の評判が広まってオファーが増えるイメージ。偶然が重なり、次から次へと新しい物語が展開していきそうです。臨機応変に動いていきましょう。

月(日常・バイオリズム)は乙女座エリアから射手座エリアを運行します。この運行によるテーマは、「広報役になる」ことです。情報を世に広める役割や連絡係を担うかもしれません。

今週の全体の空模様

苦悩を知り、癒やしを知る

冥王星は水瓶座エリアを運行し、時間をかけて「改革」を進めていきます。

ヴィクトール・ユーゴーは小説『レ・ミゼラブル』にて、わずか一片のパンを盗んだかどで19年間投獄されていたジャン・ヴァルジャンを主人公に、フランス革命後の激動する社会でもがく人々の姿を描きました。物語のクライマックスでは、市民は自由を求めて立ち上がります。

私たちが今生きている時代も、『レ・ミゼラブル』が背景としているものと少し似ています。肥大化した権力への不満がたまり、人々の権利の確立や格差の是正へと、世の中が動き出そうとしているのです。

今週は全天体が順行となり、物事が滞りなく進みやすくなります。週の始まりは月(日常・ムード)が乙女座を運行し、山羊座と牡牛座エリアの天体たちと調和的に響き合います。

各人が、自分の持ち場で精一杯仕事に励むことができるようになりそうです。堅実さや着実さが社会を癒やし、回復させていくのかもしれません。

牡牛座エリアの木星(成長・拡大)、山羊座エリアの金星(喜び・愛)、魚座エリアの土星(節度・社会性)の3天体も調和的に繋がります。そのため、「ケアする心」が世の中を支えることになるでしょう。

また、週前半は、天王星(革新力)に、火星(闘志)と水星(知性)が仲良く繋がります。さらに水瓶座エリアを運行する太陽(創造性)が木星と激しく殴り合う位置に。この影響で、有限な資源の社会における使い方について議論が深まるでしょう。

週後半は、水瓶座エリアの太陽と天王星が、激しく舌戦を交わすような配置になります。天王星は水瓶座の支配星なので、太陽とぶつかり合いながらも改革力を高めていきそうです。

社会構造の歪みを正そうという言論が広がっていき、欺瞞やハリボテが打ち壊されることがあるかもしれません。義憤に駆られる人が増え、世の中に緊張感が溢れていきそうです。

1月22日〜1月28日 天秤座の運勢【ブルータス週間占い】

窓際で作業をする蓮沼執太

窓辺で創作すれば音楽も外に開いていく。音楽家・蓮沼執太が語る窓

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