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1月15日〜1月21日 水瓶座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の水瓶座(1/20〜2/18生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

水瓶座の星模様

運命のボタン

今週の水瓶座のテーマは「ルートの確認」。頭(理屈)でも心(感情)でも納得できる道を選べそうです。

20日まで、太陽(創造性)と冥王星(運命)は水瓶座にとって「隠されたもの・秘密の部屋」「深層意識」などを意味する場所を運行しています。また、同エリアにはパワーを増した火星(闘争心)と水星(知性)もあることから、“秘密の計画”を着々と進めることができそうです。

誰にも言わないことで実行力が高まるイメージです。

火星が牡牛座エリアの木星(成長・拡大)と、魚座エリアの土星(節度)と調和的にコネクトすることによって、今計画していることの着陸地点が明確になっていきそうです。

週末21日、太陽と冥王星(運命)がほぼ同じタイミングで水瓶座エリアに入ります。極端な選択をしがちになるときです。そこにさらに思い切りが必要な状況が訪れ、「清水の舞台から飛び降りる」ようなことがあるかもしれません。

変わりたいと考えている人にとっては大きな後押しとなります。大きなストレスを抱えている人は解決の糸口が見つかりそうです。

しかし、冥王星は5月に逆行し始め、秋には山羊座エリアに戻ります。そのため、勢いで物事を始めると、その盲点や欠点のフォローが必要になるかもしれません。大きな決断をするときはしっかりと考えてからにしましょう。

今週の全体の空模様

未来を選ぶ岐路

「なぜ憎みあうのか?ぼくらは同じ地球によって運ばれる連帯責任者だ、同じ船の乗組員だ。新しい総合を生み出すために、各種の文化が対立することはいいことかもしれないが、これがおたがいに憎みあうに至っては言語道断だ」
──アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ『人間の土地』堀口大學訳


先週末の14日、水星(知性・コミュニケーション)が山羊座エリアに入りました。水星は日を追うにつれ、先に同エリアを運行していた火星(意欲・闘争心)に近づき、さらに牡牛座エリアの木星(成長・拡大)と調和的に繋がっていきます。

この配置により、温めているプランについて、現実に実行できるものなのか、コストに見合う成果があるのか、社会規範に反することはないかと、確認されるような場面が浮かび上がってきます。

時代を司る冥王星は、2024年約1年をかけて山羊座から水瓶座に移動を完了しますが、何度も2つのサインを行ったり来たりした上での移動となります。

そのため、2024年には旧時代と新時代の要素がシェイクされており、切り替えポイントがいくつか出てきます。今週の21日も、その一つ。しかも、冥王星は太陽とほぼ同時に山羊座から水瓶座に入ります。

太陽や冥王星の運行星座が切り替わるには、社会の変化がつきものです。未来の姿が見えてくるときでもありますが、「過去の膿」「未来に進むために切り捨てたい悪いもの」が表面に現れてくるときでもあります。

今週も、20日までは古い時代の悪い部分が次々に暴かれ、体制が瓦解していきそうです。今まで続いていた山羊座的な世界、すなわち、縦方向の権力構造を持った経済至上主義的な世界が、冥王星の移動によって終わりを迎えることになるかもしれません。

その後21日からは、水瓶座の持つ「公平性」や「改革・刷新」「進歩」といったエッセンスが広がりだすでしょう。この世界観では、横方向で人と人が繋がり、フラットな社会構造が見られます。しかしその分、極端になるとアナーキズム的な流れも起こりかねません。

今週の星々の移動は、国際情勢で言えば、大国主導の世界秩序が崩れ、政治の地殻変動が激化するでしょう。日本国内で見ると、国民一人一人が意志を持って連帯して問題に立ち向かっていくことになるかもしれません。ただ、そこに至るまでには、一度大きな社会・政治的な閉塞感や不条理を経験しそうです。

いずれにせよ、水瓶座に太陽と冥王星が入ることで、個々人が自分の「革命」を掲げる光景が浮かんできます。

今週は12サイン(星座)それぞれが、新しい時代に向かってやるべきことを魂で感じることができるでしょう。

1月8日〜1月14日 水瓶座の運勢【ブルータス週間占い】

岩崎達也

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