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12月25日〜12月31日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23〜12/21生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

12月25日〜12月31日の空模様

射手座の星模様

ブラッシュアップ!

この半年間は、今までしがらみとしか感じられなかった関係の中で与えられているものの価値に気づき、それを活かすというテーマがありました。自分が関わる組織や共同体に、「こんなことをしたら良さそう」と提案するようなこともあったかもしれません。

しかし、価値観の相違や利害関係などが原因で、提案したものは不成立や保留状態になっているかも。

27日の蟹座満月は、自分の提案の弱点が理解できるタイミング。説得力のあるプレゼンテーションのためには、何度か案をブラッシュアップしていけそうです。

30日、金星(愛と喜び)は射手座エリア(自分自身)に移動します。金星が射手座エリアを運行する期間(~1月22日)は、明るく解放的な気持ちになり、周囲の人にも魅力を感じさせることができそうです。自分で自分を楽しませていきましょう。

31日は、9月から牡牛座エリアを逆行していた木星(成長・拡大)が順行に戻ります。逆行中は手間暇かかる仕事に忙殺されていたかもしれません。もしくは周囲の人のためにペースを落として進める業務などがあったかも。

順行になった木星は幸運の星でもあり、2024年の5月まで、「働く中での喜び」を増やしてくれます。また、健康運もUP。筋トレなどの効果が出やすいときです。ただし太りやすい時期でもあるので、摂取カロリーは気にすると良いでしょう。

今週の全体の空模様

その痛みを自分のものとして

“If I must die, you must live, to tell my story”
──リファアト・アル=アリイール

今週の27日は蟹座満月となります。この満月のテーマを理解するために、遡って半年前の蟹座新月のテーマを確認しましょう。蟹座新月では「苦境からの帰還者」たちの思いがじわじわと共有され、世界のあちこちで価値観の転換が起きました。

それまで、何も分からずに従ってきた社会のルールや常識から脱却するきっかけを見つけることができたでしょう。

そして、今週の満月は蟹座5度「列車に破壊された自動車」という意味を持つポイントで起こります。この場所から見えるのは、自分よりも強大なものに立ち向かい、激しくぶつかり、打ち負かされる光景。けれど、そこには、何度でも果敢に挑むたくましさも備わっています。

その姿は、勇気をもって社会の理不尽さに立ち向かう人々に重なって見えます。そして、この満月の戦いに寄り添うのが、土星(責任・社会性)と木星(成長・受容性)です。

この2天体はともに「正しい道に導く教師」のような役割をもっており、希望を与える存在となっています。土星は、とても大切なのに失われてしまいそうなものを保護して残そうとし、木星は、閉じ込められた場所から人々を逃すために渡される「橋」となる力を持ちます。

生き残るために一時退避を選んでも良いのです。大切なのは、未来への意志を保つこと。戦い続けていれば、残酷さは暴かれ、苦悩は共有され、世界は確実に変わっていきます。

30日に金星(喜び)は自由と冒険を愛する射手座エリアに移動します。「ここではないどこか」に出かけたくなりそうです。

31日は牡牛座エリアを逆行していた木星が順行に戻り、“手に触れる豊かさ”を授けてくれるかもしれません。

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