牡羊座の星模様
ぶつかり稽古
この蟹座新月―満月のタームでは、“あるべき姿”や“いるべき場所”に導かれていくようなことがあったかもしれません。「居心地の良い場所を見つける」「気のいい人たちと連帯する」など、帰属場所や仲間に関しての希望が叶っているでしょうか。
満月が起こる度数(位置)が意味するものは、相撲のぶつかり稽古に似ています。ぶつかっていってはね飛ばされたとしてもへこたれずに立ち上がる姿。自分の自然なあり方を周囲に理解してもらうまで、試練もあるかもしれません。
もし、悩みがあるならば、木星のように大らかで聡明な人や、土星のように社会の規範に明るい人に相談するのも良いでしょう。凝り固まっていた思考から解放され、相応しい場所に導いてもらえそうです。
30日に金星(愛と喜び)は自由と冒険を愛する射手座エリアに移動します。牡羊座にとって射手座は同じ「火のエレメント」の仲間です。そこに幸運の女神のような金星が運行するため、海外旅行やキャンプなどに行きたくなるでしょう。もしくは、遠大なものに思いを馳せ、精神的に「ここではないどこか」を目指したくなるかもしれません。
31日は牡牛座エリアを逆行していた木星(成長・拡大)が順行に戻ります。良い仕事に恵まれ、金運が上がりそうです。同時に買い物運もUP。身の回り品で欲しいものが見つかり、スムーズに入手できるでしょう。
五感を喜ばせるものを取り入れると、日々が充実しそうです。
今週の全体の空模様
その痛みを自分のものとして
“If I must die, you must live, to tell my story”
──リファアト・アル=アリイール
今週の27日は蟹座満月となります。この満月のテーマを理解するために、遡って半年前の蟹座新月のテーマを確認しましょう。蟹座新月では「苦境からの帰還者」たちの思いがじわじわと共有され、世界のあちこちで価値観の転換が起きました。
それまで、何も分からずに従ってきた社会のルールや常識から脱却するきっかけを見つけることができたでしょう。
そして、今週の満月は蟹座5度「列車に破壊された自動車」という意味を持つポイントで起こります。この場所から見えるのは、自分よりも強大なものに立ち向かい、激しくぶつかり、打ち負かされる光景。けれど、そこには、何度でも果敢に挑むたくましさも備わっています。
その姿は、勇気をもって社会の理不尽さに立ち向かう人々に重なって見えます。そして、この満月の戦いに寄り添うのが、土星(責任・社会性)と木星(成長・受容性)です。
この2天体はともに「正しい道に導く教師」のような役割をもっており、希望を与える存在となっています。土星は、とても大切なのに失われてしまいそうなものを保護して残そうとし、木星は、閉じ込められた場所から人々を逃すために渡される「橋」となる力を持ちます。
生き残るために一時退避を選んでも良いのです。大切なのは、未来への意志を保つこと。戦い続けていれば、残酷さは暴かれ、苦悩は共有され、世界は確実に変わっていきます。
30日に金星(喜び)は自由と冒険を愛する射手座エリアに移動します。「ここではないどこか」に出かけたくなりそうです。
31日は牡牛座エリアを逆行していた木星が順行に戻り、“手に触れる豊かさ”を授けてくれるかもしれません。
「強くならなきゃいけない。通じるものがある役でした」唐田えりかが語る、『極悪女王』の舞台裏