双子座の星模様
喜びのある利他
双子座にとって、13日の新月は「人間関係・社交の部屋」であり、結婚やパートナーシップを意味する場所で起こります。他者とのより良い関係性を構築するために、相手のために一肌も二肌も脱いでいくことを課題にし、知識やスキルの向上を目指しましょう。
冷静さを忘れずに、継続性と愛をもって取り組めば、この新月・満月タームの学びは大きなものになるでしょう。
他者と関わることにおいてまず大事なのは、目の前の人に真摯に向かい合うことです。今週の新月からの半年間は、思い切って人と深く関わっていくことを意識してみましょう。双子座は柔軟宮に属し、他者との関わりにおいて調整役が得意です。
新月ではその性質を「武器」や「強み」にするイメージでアファメーションするのも良いでしょう。「相手にぴったりのものを提供するスキルを身につける」と宣誓してみましょう。
今週、金星蠍座(深い愛)と逆行中の木星牡牛座(豊かさ)が向かい合い、逆行中の水星山羊座(現実的な知性)が2天体の仲を取り持つように繋がります。
この配置の影響で、とことん細やかな配慮をする係になりそうです。奉仕的な愛を持ち、他者への思いやりを実践していくことがテーマになりそう。利他的であることで、巡り巡って良い運気が流れてくるでしょう。クッション役や潤滑油のようなポジションを楽しむこともできそうです。
今週の全体の空模様
進化を誓う
「哲学の道に迷い込んだときから、目標はただ一つであった。それは堅固にそびえ立っているかのように見える『客観的世界』を解体することである。時間も空間も物体も因果律も『私』も、精巧にできた捏造物ではないのか?」
──中島義道『明るいニヒリズム』
今週は13日に射手座エリアで新月が起こります。新月は物事をスタートさせるタイミングとして吉とされています。そして、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「自分を変える挑戦をする」ことは共通します。
宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の射手座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。
今週の新月によって、多くの人が心の奥で「限界を超える覚悟」を決めることになりそうです。自己批判性を持ち、進みたい方向を良く考え、誰にも言わず黙々と挑戦していく姿がイメージできます。
また、この新月のタイミングでは、空の高い場所に金星(愛と喜び)が輝き、地の底にあたる場所には逆行中の木星(成長・拡大)が運行し、この2天体は互いに牽制し合っています。
その影響で、自分が所属している場所(国や社会)の過去をしっかりと振り返ることができるでしょう。同じ理想や価値観を持つ人たちと連帯していきたくなりそうです。
水星(知性・コミュニケーション)は金星と木星の調停役の位置につき、その連帯をサポートしてくれるでしょう。時間をかけて丁寧に関係を構築していくための知恵をもたらしてもくれそうです。
自分が変わる決意をし実行していけるのであれば、半年後の射手座満月のタイミングでは、たとえ人から気づかれなくても、革命的な変化が起こっているでしょう。
努力と、運気の後押しによって、望ましい自分自身を手に入れることを誓願すると良い新月です。
また、13日の夕方に水星が逆行を始めます。通信トラブルや交通の混乱が起こりやすくなるかもしれません。スケジュールの余裕を持って行動しましょう。
週後半では太陽(創造性)と海王星(夢と霊性)が激しくぶつかり合い、流言飛語が世の中に飛び交いそうです。ファクトチェックを行うことが大切になります。
漫画家・堀道広が描き下ろし。〈LIXIL〉のGREEN WINDOWを体感した、ある一家の物語