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12月11日〜12月17日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22〜7/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

12月11日〜12月17日の空模様

蟹座の星模様

愛のための知恵

蟹座にとって、13日の新月は「日々の仕事・サービスの部屋」自他ともにケアや調整をする場所で起こります。蟹座が「愛」という言葉から思い浮かべるのは、相手を「ケアする」姿勢です。優しい態度や言葉、思いやり。

積極的に関わり、時間や労力を捧げること、何かを与えることをイメージするでしょう。今週は、「こうしてあげなければ」という思い込みを外してみましょう。知性を働かせて目の前の相手に真に必要なものを見極める、という内容でアファメーションをすると良さそうです。

愛を実践するための知識を身につけること。相手をより深く理解できれば、ケアの仕方にも変化が表れるでしょう。

今週、金星蠍座(深い愛)と逆行中の木星牡牛座(豊かさ)が向かい合い、逆行中の水星山羊座(現実的な知性)が2天体の仲を取り持つように繋がります。

この配置の影響で、過去を懐かしみながら「愛ある対話」ができそうです。たとえば、久しぶりに会った人と近況報告をしながら、互いをいたわり合えるかもしれません。また、対話の中で自分とは違う視点を得ることができ、長い間抱えていたモヤモヤが解消されることもありそうです。

蟹座は「お揃い」が好きで、人と同じであることに安心を覚えます。自分と似た人がいると駆け寄り、仲間意識を醸成していきます。けれど、今週は自分とは違う人にじっくり向き合うことが重要です。そうすることで、本当にやりたかったことも明確になりそうです。

今週の全体の空模様

進化を誓う

「哲学の道に迷い込んだときから、目標はただ一つであった。それは堅固にそびえ立っているかのように見える『客観的世界』を解体することである。時間も空間も物体も因果律も『私』も、精巧にできた捏造物ではないのか?」
──中島義道『明るいニヒリズム』

今週は13日に射手座エリアで新月が起こります。新月は物事をスタートさせるタイミングとして吉とされています。そして、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「自分を変える挑戦をする」ことは共通します。

宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の射手座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。

今週の新月によって、多くの人が心の奥で「限界を超える覚悟」を決めることになりそうです。自己批判性を持ち、進みたい方向を良く考え、誰にも言わず黙々と挑戦していく姿がイメージできます。

また、この新月のタイミングでは、空の高い場所に金星(愛と喜び)が輝き、地の底にあたる場所には逆行中の木星(成長・拡大)が運行し、この2天体は互いに牽制し合っています。

その影響で、自分が所属している場所(国や社会)の過去をしっかりと振り返ることができるでしょう。同じ理想や価値観を持つ人たちと連帯していきたくなりそうです。

水星(知性・コミュニケーション)は金星と木星の調停役の位置につき、その連帯をサポートしてくれるでしょう。時間をかけて丁寧に関係を構築していくための知恵をもたらしてもくれそうです。

自分が変わる決意をし実行していけるのであれば、半年後の射手座満月のタイミングでは、たとえ人から気づかれなくても、革命的な変化が起こっているでしょう。

努力と、運気の後押しによって、望ましい自分自身を手に入れることを誓願すると良い新月です。

また、13日の夕方に水星が逆行を始めます。通信トラブルや交通の混乱が起こりやすくなるかもしれません。スケジュールの余裕を持って行動しましょう。

週後半では太陽(創造性)と海王星(夢と霊性)が激しくぶつかり合い、流言飛語が世の中に飛び交いそうです。ファクトチェックを行うことが大切になります。

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