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12月4日〜12月10日 蠍座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蠍座(10/24〜11/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

12月4日〜12月10日の空模様

蠍座の星模様

重要なものを見つけて

先週に引き続き、蠍座にとって「所有・財源の部屋」であり、“価値”を意味する場所に、太陽(創造性)と火星(意欲・勇気)が運行しています。自己肯定感や自己有用感が高まります。

また、財産管理について強気な判断をしやすいタイミングになりそうです。大きな買い物や投資など、思い切った決断をするかもしれません。

水星(知性・コミュニケーション)が「コミュニケーション・言語の部屋」であり、活発な対話を意味する場所を、逆行中の木星(成長・拡大)が、「人間関係・社交の部屋」であり、結婚やパートナーシップを意味する場所を運行しており、2天体は調和的に繋がります。

この影響で、パートナーや親しい人と年末年始のスケジュールを調整するイメージが浮かんできます。合理的な考え方ができ、スムーズに予定が決まっていきそうです。

5日、金星(愛と幸運)は自身の蠍座エリアに移動します。そして魚座エリアを運行する土星(節度・社会性)とコンタクトを取ります。

この2天体の調和的な繋がりによって、「真剣に向かい合う」というキーワードが浮かんできます。パートナーだけでなく、自分自身との対峙も含まれます。

自分にとって大切なものをきちんと丁寧に扱おうという意識が高まるかもしれません。他者になんといわれようとも譲れないものが明確になりそうです。

今週の全体の空模様

愛ゆえに

「愛をめぐるさまざまな問題で悩んでいるのなら、たった一つの確実な治療法がある。それは、自分からもっと多く、もっと広く、もっと暖かく、そしていっそう強く愛してあげることだ。愛には愛が最もよく効くのだから。」
──フリードリヒ・ニーチェ『超訳ニーチェの言葉』内『曙光』より(白取春彦訳)

太陽(創造性)と火星(意欲・闘争心)は射手座エリアを運行しています。2天体はそれぞれ、他の天体と意味の強い繋がりを持たず、群れからはぐれたようなコンディションです。今週は、一人で出かけることが増えるかもしれません。喜ばしい解放感を持つ人もいるでしょう。

しかし、今週5日に愛の星である金星が蠍座エリアを運行し始めると、「射手座の単独性」とは真逆の要素が生まれてきます。

蠍座の「絆を深める」性質と、金星の「愛と喜び」という性質がブレンドされ、「大切な人と繋がりたい」という気持ちが心の奥深くから滲み出てくるのを感じるでしょう。さらに金星が魚座エリアを運行する土星(社会性・節度)と調和的に繋がると、人恋しさが増しそうです。

そして、9日から10日にかけて金星は、水星(知性・コミュニケーション)と木星(拡大・膨張)とも絡む配置になり、一層にその真摯さが強まるので、愛を打ち明けたくなったり、独りでいることに寂しさを感じやすくなるかもしれません。

人と一緒にいたいと思っても、実際にはなかなか難しい状況かもしれません。しかしだからこそ、自分がそばにいてほしい人や、その人と何をしたいのかといったことがはっきりわかってくるタイミングです。

また、自分がどんな風に愛情表現されたいのか、愛について考えることができるでしょう。

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