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12月4日〜12月10日 天秤座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の天秤座(9/23〜10/23生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

天秤座の星模様

お役立ち精神で

先週に引き続き、天秤座にとって「コミュニケーション・言語の部屋」であり、活発な対話を意味する場所に、太陽(創造性)と火星(意欲・勇気)が運行しています。

忌憚ない意見を交わし合うことで相手を知り、自分を知り、励まし合えるタイミング。友情を育てることができるでしょう。また、新しく出会った人と意気投合することもイメージできます。知的な交流が楽しめそうです。

水星(知性・コミュニケーション)が「家族と家庭の部屋」であり基盤や帰属コミュニティを表す場所を、逆行中の木星(成長・拡大)が、「共有財産・親密な関係の部屋」「絆を深めるギフト」を運行しており、2天体は調和的に繋がります。

親や親族などから連絡が来たり、季節の贈り物が届いたりしそうです。または、目上の人に自分からギフトを送りたくなるかもしれません。いっぽう、親戚や上司・先輩から年末の片付けの手伝いを頼まれるなど、断りづらい依頼が舞い込む可能性も。

5日、金星(愛と幸運)が蠍座エリアに移動します。ここは「所有、財源の部屋」であり、“価値”を意味する場所です。そして金星は魚座エリアを運行する土星(節度・社会性)とコンタクトを取ります。

この2天体の調和的な繋がりによって、自分に合った場所で働く嬉しさが生まれそうです。臨時ボーナスなども得られるかもしれません。天秤座持ち前の社交力を活かすことで幸運がやってくるでしょう。

今週の全体の空模様

愛ゆえに

「愛をめぐるさまざまな問題で悩んでいるのなら、たった一つの確実な治療法がある。それは、自分からもっと多く、もっと広く、もっと暖かく、そしていっそう強く愛してあげることだ。愛には愛が最もよく効くのだから。」
──フリードリヒ・ニーチェ『超訳ニーチェの言葉』内『曙光』より(白取春彦訳)

太陽(創造性)と火星(意欲・闘争心)は射手座エリアを運行しています。2天体はそれぞれ、他の天体と意味の強い繋がりを持たず、群れからはぐれたようなコンディションです。今週は、一人で出かけることが増えるかもしれません。喜ばしい解放感を持つ人もいるでしょう。

しかし、今週5日に愛の星である金星が蠍座エリアを運行し始めると、「射手座の単独性」とは真逆の要素が生まれてきます。

蠍座の「絆を深める」性質と、金星の「愛と喜び」という性質がブレンドされ、「大切な人と繋がりたい」という気持ちが心の奥深くから滲み出てくるのを感じるでしょう。さらに金星が魚座エリアを運行する土星(社会性・節度)と調和的に繋がると、人恋しさが増しそうです。

そして、9日から10日にかけて金星は、水星(知性・コミュニケーション)と木星(拡大・膨張)とも絡む配置になり、一層にその真摯さが強まるので、愛を打ち明けたくなったり、独りでいることに寂しさを感じやすくなるかもしれません。

人と一緒にいたいと思っても、実際にはなかなか難しい状況かもしれません。しかしだからこそ、自分がそばにいてほしい人や、その人と何をしたいのかといったことがはっきりわかってくるタイミングです。

また、自分がどんな風に愛情表現されたいのか、愛について考えることができるでしょう。

11月27日〜12月3日 天秤座の運勢【ブルータス週間占い】

サテライトオフィスで椅子に座る吉泉聡

窓の外に感じる、予測不可能な自然の存在。〈TAKT PROJECT〉代表・吉泉 聡が語る窓

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