射手座の星模様
パズルのピース
蠍座新月が起こるのは、射手座にとって「無意識」や「目に見えないもの」を意味する場所です。今回の新月では、自分に合った仕事をしっかりとイメージできそうです。
射手座は成長と拡大を司る木星を支配星に持ち、憧れや未知なるものを追いかける星座です。枠にはまることを厭い、常に自由でいようとします。
しかしこの新月から蠍座満月までの半年間では、自分の能力を社会に還元される形で落とし込まなければいけない“不自由さ”に真正面から取り組むことが課題になります。
アファメーションは「自分を上手に使える場所」を探すことをテーマにすると良さそうです。冒険心やバイタリティを使って人の役に立つ作戦を立てていきましょう。
射手座エリアを運行する水星(知性・コミュニケーション)と天秤座エリアを運行する金星(愛と喜び)が仲良くコンタクトし、未来への希望がどんどん膨らんでいきそうです。ワクワクすることをリストアップしていきましょう。生きる喜びを実感できるでしょう。
週半ばには、太陽と火星(闘争心)の2天体に、魚座エリアで逆行中の海王星(夢・融解力)が繋がります。足元がぐるぐると混沌としてくるかもしれません。
所属先が不安定な状態になったり、家族の問題が起きたりしそう。焦って判断せずに、まず冷静に状況を確認していきましょう。
今週の全体の空模様
魂の声に動かされて
「国家は暴力を抑止するどころか、むしろ暴力を公認し、人びとの生活を絶え間ない暴力の連鎖に巻き込んできたのではないか。そんな問いがアナキズムの国家への懐疑の根底にはある。」──松村圭一郎『くらしのアナキズム』
蠍座エリアを運行している太陽と火星(切り裂く力)は互いに接近し続け、今週半ばには「合」(天体が重なり合うこと)になります。接近している間は、何かが圧縮されていくようなイメージが、合のタイミングでは、圧縮されたものが破裂するイメージが浮かんできます。
火星蠍座の緊張感をポジティブに使うとするならば、「現状打破」「腐れ縁を切る」「集中して何かを行う」「深く掘り下げる」ということができるでしょう。
この流れの中、13日の夕方に蠍座エリアで新月が起こります。
今回の新月のテーマには「強い理念(意志)を持って反逆を始める」というエッセンスがあり、真正面を逆行中の天王星牡牛座(改革・刷新)は、天啓を伝える鳩(メッセンジャー)となります。危機に直面する世界中の人が何らかのメッセージを感知するでしょう。
天の高い位置には土星魚座(責任・課題)が輝き、歴史に残すべき大切なものは何であるのかと問いかけてきます。国家とは何か、平和とは、正しさとは、人間の尊厳と命とは、愛や信頼とは何か……。
見えないところで大きな変化のうねりがあります。深層無意識(深い魂の世界)を通じて世界中の人たちと気持ちとエネルギーを共有することで、その思念したものが現実になっていきそうです。
抑圧と弾圧の歴史をこれ以上繰り返さないという決意を、多くの人が抱くようになるかもしれません。
週半ばから太陽と火星の2天体が、魚座エリアで逆行中の海王星(夢・とろける力)に調和的に繋がっていきます。緊張状態に、麻酔のような海王星の力が注がれ、魂の回復が高まる“休息モード”が始まります。
海王星の力は、“脱力”しているときに受け取りやすくなります。 心の底からリラックスしていたり、身を委ねるように何かを信じたりしているとき、肩の力は抜けているはず。逆に、何かを完全に諦めるなど、執着を手放せているときも脱力した状態でしょう。
そんなとき、海王星は、苦境においても希望を持てるしなやかな強さを授けてくれるでしょう。
また、新月には、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「信念を持って進む道を選ぶ」というのは共通します。
宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の蠍座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。
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