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11月13日〜11月19日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22〜7/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

11月13日〜11月19日の空模様

蟹座の星模様

リニューアル

蠍座新月が起こるのは、蟹座にとって「創造性」「自己表現」を意味する場所です。

蟹座は保守的な面があり、見知ったものに安心感を覚え、好む傾向があります。それは蟹座の象意である“防衛心”の一端なのかもしれません。それゆえに自分自身の変化にも消極的です。

しかし今回の新月では、「イメージチェンジ」が課題になります。自分をリニューアルする必要を感じるかもしれません。変えるべきは見た目だけではなく、考え方や行動そのものかもしれません。

親しい人からも、変身するためのアドバイスをもらえそうです。ワンパターンをやめ、いつもの安全圏から少しずれてみるような冒険をすること。

アファメーションは「心地よい変身」ができることをテーマにすると良さそうです。

射手座エリアを運行する水星(知性・コミュニケーション)と天秤座エリアを運行する金星(愛と喜び)が仲良くコンタクトをすることで、家の掃除や整理整頓がはかどるタイミングがやってきます。普段は手が行き届かないような場所も整えていきましょう。


週半ばから後半は、太陽と火星(闘争心)の2天体に、魚座エリアで逆行中の海王星(夢・とろける力)が繋がり、蟹座とともに水のエレメントによる「グランドトライン」という調和的な形を描きます。

緊張が緩まり、気持ちが溢れてきそう。もっと自分のことを相手に伝えたくなるようなときです。妄想が暴走しないように注意は必要かもしれません。

今週の全体の空模様

魂の声に動かされて

「国家は暴力を抑止するどころか、むしろ暴力を公認し、人びとの生活を絶え間ない暴力の連鎖に巻き込んできたのではないか。そんな問いがアナキズムの国家への懐疑の根底にはある。」──松村圭一郎『くらしのアナキズム』

蠍座エリアを運行している太陽と火星(切り裂く力)は互いに接近し続け、今週半ばには「合」(天体が重なり合うこと)になります。接近している間は、何かが圧縮されていくようなイメージが、合のタイミングでは、圧縮されたものが破裂するイメージが浮かんできます。

火星蠍座の緊張感をポジティブに使うとするならば、「現状打破」「腐れ縁を切る」「集中して何かを行う」「深く掘り下げる」ということができるでしょう。

この流れの中、13日の夕方に蠍座エリアで新月が起こります。

今回の新月のテーマには「強い理念(意志)を持って反逆を始める」というエッセンスがあり、真正面を逆行中の天王星牡牛座(改革・刷新)は、天啓を伝える鳩(メッセンジャー)となります。危機に直面する世界中の人が何らかのメッセージを感知するでしょう。

天の高い位置には土星魚座(責任・課題)が輝き、歴史に残すべき大切なものは何であるのかと問いかけてきます。国家とは何か、平和とは、正しさとは、人間の尊厳と命とは、愛や信頼とは何か……。

見えないところで大きな変化のうねりがあります。深層無意識(深い魂の世界)を通じて世界中の人たちと気持ちとエネルギーを共有することで、その思念したものが現実になっていきそうです。

抑圧と弾圧の歴史をこれ以上繰り返さないという決意を、多くの人が抱くようになるかもしれません。

週半ばから太陽と火星の2天体が、魚座エリアで逆行中の海王星(夢・とろける力)に調和的に繋がっていきます。緊張状態に、麻酔のような海王星の力が注がれ、魂の回復が高まる“休息モード”が始まります。

海王星の力は、“脱力”しているときに受け取りやすくなります。 心の底からリラックスしていたり、身を委ねるように何かを信じたりしているとき、肩の力は抜けているはず。逆に、何かを完全に諦めるなど、執着を手放せているときも脱力した状態でしょう。

そんなとき、海王星は、苦境においても希望を持てるしなやかな強さを授けてくれるでしょう。

また、新月には、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。各星座ごとにテーマが変わりますが、「信念を持って進む道を選ぶ」というのは共通します。

宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の蠍座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。

11月6日〜11月12日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

アーティストの玉山拓郎

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