Feel

11月6日〜11月12日 乙女座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の乙女座(8/23〜9/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

乙女座の星模様

ファクトチェック

太陽と火星が接近し、逆行中の木星がこの2天体にコンタクトする影響で、世の中に出回る情報に真偽が入り乱れていることにうんざりするかもしれません。

良い判断をするためには、情報の質を確認することがとても重要です。今週は、過去のデータを検証して分析しながら、自分が信じるものを見つけていけそうです。

太陽と火星の対向位置に、逆行中の天王星が入ります。新しい情報にふれて、今まで当然視していたことが覆されるかもしれません。

事実だとさえ分かれば、認識の軌道修正をためらわないのは乙女座の長所でもあります。感情に振り回されることなく、事実ベースで作業を進めていけるでしょう。

8日、愛と喜びを司る金星が「所有・財源の部屋」であり、“価値”を意味する場所に移動してきます。この影響により、金運がアップしそうです。また、おしゃれをしたくなるタイミング。好みのアイテムにたくさん巡り合い、いろいろ買ってしまいそうです。

10日に水星は、「家族と家庭の部屋」であり基盤や帰属コミュニティを表す場所に移動。そして金星と土星とつながります。身近な人と、より良い関係性を育むために膝を突き合わせて語り合うことができそうです。誠実さと優しさを忘れずに言葉を使えれば、信頼はさらに深まるでしょう。

今週の全体の空模様

暴かれるのは何か

「これは為政者にすれば物凄く都合のいい状況だ。人々は忙しすぎてゾンビみたいになっているから、どんなへまをやろうと、どんな悪事を働こうとスルーされる。『財政規律が……』と言っておけば、増税だろうが公共サービスの低下だろうが『しょうがない』と耐えて黙って働いてくれる。
「いや、そもそもの財政破綻の危機って本当なんですか?」という疑問すら人々は抱かない。」
──ブレイディみかこ『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』

今週は蠍座エリアで太陽と火星(意欲・戦い)が接近します。蠍座には「真実を暴く」というエッセンスがあり、欺瞞に満ちた現実を浮き彫りにします。不条理な争いごとに対する憤りが、世の中に溢れていくかもしれません。

目に映る出来事はフェイクではなく、そこにいるのは血の通った存在なのだとヒリヒリと感じるでしょう。容赦ない現実が押し迫ってくるイメージです。

また、太陽と火星の近接状態から、「一触即発」のようなムードも広がります。来週に向けて緊張が高まっていきそうです。

週前半には、この2天体に逆行中の木星(成長・拡大)がつながります。そのため、問題が多発するかもしれません。真剣にならざるを得ないことや、目を逸らせないようなことが起きそうです。

太陽と火星は、その後、週後半に逆行中の天王星(改革・刷新)と対向し、緊迫したエネルギーでつながっていきます。思いもよらぬ急展開が待ち受けているかもしれません。

このパワーは前向きにも作用するので、緊急の対策や問題解決への糸口も見つかりそうです。そしてそれは、偶然がもたらすのかもしれません。

8日は金星(愛と喜び)が天秤座エリアに移動します。金星にとって天秤座エリアはホームグラウンドなので、その力を十全に発揮できるようになります。「調和」と「平和」を求める声が強まるでしょう。

10日に水星(コミュニケーション・知性)が射手座エリアに入ります。この水星射手座は金星天秤座と調和的にリンクします。それによって平和につながるようなポジティブな発想がもたらされます。知や芸術で連帯するアクションも生まれるかもしれません。

また、土星(試練・責任)は魚座で順行へ戻り、水星射手座とコンタクトを取ります。この配置が求めてくるのは、「信頼を損なわないための慎重な姿勢」です。

表面的な対応ではなく、根治を求めるならば、じっくりとソフトに向き合っていくことが必要になるでしょう。

10月30日〜11月5日 乙女座の運勢【ブルータス週間占い】

妄想書店。私が本屋を始めるなら。Vol.1:ミュージシャン・曽我部恵一

妄想書店。私が本屋を始めるなら。Vol.1:ミュージシャン・曽我部恵一

読む / PR