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11月6日〜11月12日 天秤座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の天秤座(9/23〜10/23生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

天秤座の星模様

力強く進め

太陽と火星が接近し、逆行中の木星がこの2天体にコンタクトすると、「いなくなった人のフォロー」をするようなことが多くなりそうです。人員整理などの煽りを受けそうな配置。

理不尽な指示や、意味のない制度による負担を受けて、腹が立つこともありそうです。黙って従うことを良しとせず、自分の意見をソフトに伝えられるようにしましょう。

太陽と火星の対向位置に、逆行中の天王星が入ります。「もういやだ!」と、役割を投げ捨てたくなるかもしれません。

いっぽう、変わるための勢いが増しているので、部署移動や役職変更を狙っていた人にとってはチャンスタイムです。思い切って変化するのも良いでしょう。

8日、愛と喜びを司る金星が天秤座に入り、「自分自身」を意味する場所にやってきます。支配星である金星を迎えたことで、ポジティブなムードを感じられそう。自信がつき、勇気も出てくるでしょう。人を魅了する力も増すので、必然的に注目度が上がります。人気運が高まるときです。

10日には、水星が「コミュニケーション・言語の部屋」であり活発な対話を意味する場所に入り、そこから金星と土星とつながります。

情報収集がスムーズに進み、全体の調和のための根回しがうまくできそうです。他者の意向を汲み取る才能が発揮されそうです。

今週の全体の空模様

暴かれるのは何か

「これは為政者にすれば物凄く都合のいい状況だ。人々は忙しすぎてゾンビみたいになっているから、どんなへまをやろうと、どんな悪事を働こうとスルーされる。『財政規律が……』と言っておけば、増税だろうが公共サービスの低下だろうが『しょうがない』と耐えて黙って働いてくれる。
「いや、そもそもの財政破綻の危機って本当なんですか?」という疑問すら人々は抱かない。」
──ブレイディみかこ『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』

今週は蠍座エリアで太陽と火星(意欲・戦い)が接近します。蠍座には「真実を暴く」というエッセンスがあり、欺瞞に満ちた現実を浮き彫りにします。不条理な争いごとに対する憤りが、世の中に溢れていくかもしれません。

目に映る出来事はフェイクではなく、そこにいるのは血の通った存在なのだとヒリヒリと感じるでしょう。容赦ない現実が押し迫ってくるイメージです。

また、太陽と火星の近接状態から、「一触即発」のようなムードも広がります。来週に向けて緊張が高まっていきそうです。

週前半には、この2天体に逆行中の木星(成長・拡大)がつながります。そのため、問題が多発するかもしれません。真剣にならざるを得ないことや、目を逸らせないようなことが起きそうです。

太陽と火星は、その後、週後半に逆行中の天王星(改革・刷新)と対向し、緊迫したエネルギーでつながっていきます。思いもよらぬ急展開が待ち受けているかもしれません。

このパワーは前向きにも作用するので、緊急の対策や問題解決への糸口も見つかりそうです。そしてそれは、偶然がもたらすのかもしれません。

8日は金星(愛と喜び)が天秤座エリアに移動します。金星にとって天秤座エリアはホームグラウンドなので、その力を十全に発揮できるようになります。「調和」と「平和」を求める声が強まるでしょう。

10日に水星(コミュニケーション・知性)が射手座エリアに入ります。この水星射手座は金星天秤座と調和的にリンクします。それによって平和につながるようなポジティブな発想がもたらされます。知や芸術で連帯するアクションも生まれるかもしれません。

また、土星(試練・責任)は魚座で順行へ戻り、水星射手座とコンタクトを取ります。この配置が求めてくるのは、「信頼を損なわないための慎重な姿勢」です。

表面的な対応ではなく、根治を求めるならば、じっくりとソフトに向き合っていくことが必要になるでしょう。

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