魚座の星模様
鼻歌まじりに
今週、太陽と木星(逆行中)が向かい合うと、小さい頃に通っていた習い事のようなアクティビティを始めたくなるかもしれません。
実際に習っていたものや習いたかったものに興味が湧くでしょう。大人になった今だからこそ、余裕を持って楽しむことができそうです。また、小中学生向けのドリルなどを遊び感覚でやってみるのもよいでしょう。
何であれ、使っていなかった筋肉をウキウキと目覚めさせるようなレッスンがおすすめです。
金星が逆行中の天王星(改革・刷新)と調和的につながると、新しい刺激が欲しくなりそうです。経験したことのないものにチャレンジすれば、そこに流れが生まれます。スイスイと明るい未来に進めそうです。
対向する金星と海王星(逆行中)のつながりに冥王星が調停者として加わると、日々迷いながらも朗らかに過ごしていれば、「こちらですよ」と道標を見つけられそうです。
自分でもやもや考えているだけでは進まなかったことが、知人のアドバイスによって具体的な計画になりそうです。
ただ、土星(試練・節度)が魚座エリアを運行しているので成熟した大人としてどう振る舞うべきか、という視点だけは忘れないでいましょう。
今週の全体の空模様
祈りの鐘のように
「カムパネルラ、また僕たち二人きりになったねえ、どこまでもどこまでもいっしょに行こう。僕はもう、あのさそりのように、ほんとうにみんなの幸(さいわい)のためならば僕のからだなんか百ぺん灼(や)いてもかまわない」
──宮沢賢治『銀河鉄道の夜』より
太陽は蠍座エリアを運行し、牡牛座エリアを逆行中の木星(成長・拡大)の真正面にやってきます。蠍座と牡牛座には、「強く欲求し、愛着する」という共通点があります。蠍座は深い絆や愛情を求め、「愛」とは牡牛座は現実的で形のあるモノを欲します。
このふたつのサインが天体を通じコンタクトを取ると、何に価値を見出しているのかがはっきりしてきそうです。必死になって手を伸ばしている先にあるものは何か。守ろうとしているのが何か。それらが鮮明に見えてくるかもしれません。
「欲望の持ち方」はその人らしさでもあるので、何を求めているかを明確にすれば、価値観が浮き彫りになります。
週前半から週半ばまで、乙女座を運行する金星(愛と喜び)と牡牛座を運行する天王星(改革・刷新)が仲良くつながります。嬉しい変化や、思ってもみなかった喜びごとがあるかもしれません。たとえるならば、小さな花束を突然もらうようなイメージです。
週半ばから、金星乙女座が、魚座エリアを逆行中の海王星(夢想と融解)と、山羊座エリアの冥王星(破壊と再生)と調和的につながります。4日には、この3天体に蟹座エリアを進む月もリンクし、「ミスティックレクタングル」と呼ばれる形が現れます。
乙女座と魚座は「癒やし」を、山羊座と蟹座は「庇護・育成(父母の力)」をそれぞれ意味しているため、この4星座が描く長方形からは、親が子を思うような温かなエネルギーが感じられます。
大切な人の魂と肉体の無事を祈るような響きが、この配置から聞こえてくるかのようです。
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