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10月30日〜11月5日 水瓶座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の水瓶座(1/20〜2/18生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

水瓶座の星模様

成長と転換

木星(成長・拡大)は、水瓶座にとって「基盤」や「足元」を意味する場所を運行しています。「幸運の星」と呼ばれる木星ですが、その本質は、物事を良し悪しにかかわらず大きくする力です。

良いことが膨らむのは喜ばしいですが、苦痛や問題といったネガティブなものも肥大化してしまいます。今、膨らんでいるのはどんなことでしょうか?

今週は、太陽と木星(逆行中)が向かい合うことにより、仕事と家庭のバランス調整が難しくなるかもしれません。仕事など“外側の場所”に時間を使いたいのに、家や家族のことなど、“内側の場所”に引き戻されるようなことがありそうです。

外側への集中を途切れさせるようなトラブルが起こるかもしれません。ストレスを感じやすいタイミングです。

しかし、これをきっかけに、自分の理想のライフワークバランスや生活スタイルを確認できるでしょう。

金星が逆行中の天王星(改革・刷新)と調和的につながると、先輩や目上の人から素晴らしいギフトを受け取るかもしれません。また、もし家族やチームなど自分の居場所について相談するなら、年上の人を頼ってみましょう。

対向する金星と海王星(逆行中)のつながりに冥王星が調停者として加わると、自分でも分かっていなかった「自分の本心」を把握することができるでしょう。それまで見えていなかった気持ちに直面することで、大きな決断をするかもしれません。

今週の全体の空模様

祈りの鐘のように

「カムパネルラ、また僕たち二人きりになったねえ、どこまでもどこまでもいっしょに行こう。僕はもう、あのさそりのように、ほんとうにみんなの幸(さいわい)のためならば僕のからだなんか百ぺん灼(や)いてもかまわない」
──宮沢賢治『銀河鉄道の夜』より

太陽は蠍座エリアを運行し、牡牛座エリアを逆行中の木星(成長・拡大)の真正面にやってきます。蠍座と牡牛座には、「強く欲求し、愛着する」という共通点があります。蠍座は深い絆や愛情を求め、「愛」とは牡牛座は現実的で形のあるモノを欲します。

このふたつのサインが天体を通じコンタクトを取ると、何に価値を見出しているのかがはっきりしてきそうです。必死になって手を伸ばしている先にあるものは何か。守ろうとしているのが何か。それらが鮮明に見えてくるかもしれません。

「欲望の持ち方」はその人らしさでもあるので、何を求めているかを明確にすれば、価値観が浮き彫りになります。

週前半から週半ばまで、乙女座を運行する金星(愛と喜び)と牡牛座を運行する天王星(改革・刷新)が仲良くつながります。嬉しい変化や、思ってもみなかった喜びごとがあるかもしれません。たとえるならば、小さな花束を突然もらうようなイメージです。

週半ばから、金星乙女座が、魚座エリアを逆行中の海王星(夢想と融解)と、山羊座エリアの冥王星(破壊と再生)と調和的につながります。4日には、この3天体に蟹座エリアを進む月もリンクし、「ミスティックレクタングル」と呼ばれる形が現れます。

乙女座と魚座は「癒やし」を、山羊座と蟹座は「庇護・育成(父母の力)」をそれぞれ意味しているため、この4星座が描く長方形からは、親が子を思うような温かなエネルギーが感じられます。

大切な人の魂と肉体の無事を祈るような響きが、この配置から聞こえてくるかのようです。

10月23日〜10月29日 水瓶座の運勢【ブルータス週間占い】

平原颯馬

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