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10月16日〜10月22日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23〜12/21生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

10月16日〜10月22日の空模様

射手座の星模様

自分と折り合いを

今週は、意図せず精神が鍛えられそうです。

火星は蠍座、土星(逆行中)は魚座を運行し、2天体は調和的につながります。火星が「無意識」を意味する場所にいるので、訳もなくイライラすることがありそう。けれど、その苛立ちを土星が柔らかく受け止めてくれます。懐かしい記憶を思い出させてくれ、気持ちの昂りや焦燥感を抑えてくれそうです。

他人に対して不満を覚えたときは、年若かったころの自分を振り返ってみること。過去の自分の至らなさを思えば、人の至らなさを許せるようになるでしょう。また今週は、自身の繊細さに目を向け、内省しつつ自己をいたわりましょう。

射手座にとって「社会参画」「天職」などを意味する場所を運行する金星(愛と喜び)と、牡牛座を逆行中の木星(成長・拡大)は、互いに調和的につながります。仕事運の良いときです。運の良いときほど謙虚になることで、安定した喜びを掴めるようになります。

“良い仕事”とは何かを考え続けることで、日々の業務の中にも真心がこめられ、相手にも自分にも納得のいく結果を出せるでしょう。

太陽天秤座と冥王星山羊座が激しくぶつかり合う影響で、「君はこれから何をしたい?」と友人たちから問いかけられそうです。自分よりも先を行く人や好調な人に刺激され、新しいことを始めたくなるでしょう。行きたい未来を思い浮かべて進みましょう。

今週の全体の空模様

真実を暴く鋭さ

「幾重にも重なる闇を内包しキャベツ、僕らはつねに前夜だ」
──千種創一『砂丘律』より

今週、「勇気」や「意欲」「戦う力」などの意味を持つ火星は、存分にその威力を発揮できる場所・蠍座エリアにいます。そして週半ばまでは、逆行中の土星魚座と調和的につながります。

この配置により、世の中の欺瞞や詭弁が暴かれていきそうです。真実を見抜く人たちの鋭い眼差しと言葉とが、なんとなく信じていたものの正体を教えてくれるのです。曖昧になっていた問題について、実態が白日の下に晒されるかもしれません。

世の中の何を信じ支持するのかが問われることになりそうです。

18日頃から週後半にかけて、太陽は天秤座の後半度数を運行し、冥王星山羊座と激しくぶつかり合う位置につきます。このことにより、今まで許されていた文化や価値観に「NO」と言う声が大きくなりそうです。

そして、時代によって変化しにくい普遍的な価値のあるものと、そうでないものの選別が起こります。まるで、「次の時代」という新しい国に移住するために、荷物をまとめ、持ちきれないもの(時代にそぐわないもの)を、その場に置いていくようなイメージです。

信じていたものがいつの間にか消えていたり、立っていた基盤が揺らいだりもするでしょう。「このままではいけない」と考えることが増え、移住のための“荷造り”が進みます。行く先には、全く新しい価値観が溢れていそうです。

このような、来るべき未来に備えてシフトしていく動きは、2023年から2024年の間断続的に続いています。いくつかの段階を超えるうちに、時代は次のステージへと移行するでしょう。

そんな流れの中でこそ、大きな視点を持ち、自分はどのように変わりたいのかを明確にイメージすることが重要です。

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