魚座の星模様
自分の糧に
今週は冷静に自分を省みることができそうです。
火星は蠍座、土星(逆行中)は魚座を運行し、2天体は調和的につながります。土星は、「制約」や「責任」を表し、陰鬱なムードをもたらすとも言われています。そのため、息苦しさを感じやすい時期かもしれません。
しかし、人間が成長するには、甘くて優しいものに包まれるだけではなく、苦しみや辛さを味わうことも必要です。困難を克服するために努力することで、大きく育つことができるのです。
この星の配置のもとでは、自分の弱さや至らなさに見切りをつけて猛勉強をしたくなるかもしれません。このタイミングで始めた鍛錬には、集中して取り組むことができそうです。
乙女座を運行する金星(愛と喜び)と、牡牛座を逆行中の木星(成長・拡大)は、互いに調和的につながります。良き友人やパートナーの助言に支えられそうです。心を穏やかにしてくれるものと出合えるでしょう。静かな中に愛を見つけるようなイメージです。
太陽天秤座と冥王星山羊座が激しくぶつかり合う影響で、「これからの指針」を見つけることができそうです。目的地が今すぐにはたどり着けない遠い場所であっても、どこに向かうのかが決まれば心は晴れやかになるはずです。目標を見失わないように、身近な人にも伝えておくと良いでしょう。
今週の全体の空模様
真実を暴く鋭さ
「幾重にも重なる闇を内包しキャベツ、僕らはつねに前夜だ」
──千種創一『砂丘律』より
今週、「勇気」や「意欲」「戦う力」などの意味を持つ火星は、存分にその威力を発揮できる場所・蠍座エリアにいます。そして週半ばまでは、逆行中の土星魚座と調和的につながります。
この配置により、世の中の欺瞞や詭弁が暴かれていきそうです。真実を見抜く人たちの鋭い眼差しと言葉とが、なんとなく信じていたものの正体を教えてくれるのです。曖昧になっていた問題について、実態が白日の下に晒されるかもしれません。
世の中の何を信じ支持するのかが問われることになりそうです。
18日頃から週後半にかけて、太陽は天秤座の後半度数を運行し、冥王星山羊座と激しくぶつかり合う位置につきます。このことにより、今まで許されていた文化や価値観に「NO」と言う声が大きくなりそうです。
そして、時代によって変化しにくい普遍的な価値のあるものと、そうでないものの選別が起こります。まるで、「次の時代」という新しい国に移住するために、荷物をまとめ、持ちきれないもの(時代にそぐわないもの)を、その場に置いていくようなイメージです。
信じていたものがいつの間にか消えていたり、立っていた基盤が揺らいだりもするでしょう。「このままではいけない」と考えることが増え、移住のための“荷造り”が進みます。行く先には、全く新しい価値観が溢れていそうです。
このような、来るべき未来に備えてシフトしていく動きは、2023年から2024年の間断続的に続いています。いくつかの段階を超えるうちに、時代は次のステージへと移行するでしょう。
そんな流れの中でこそ、大きな視点を持ち、自分はどのように変わりたいのかを明確にイメージすることが重要です。
窓の外に感じる、予測不可能な自然の存在。〈TAKT PROJECT〉代表・吉泉 聡が語る窓