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10月2日〜10月8日 蟹座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の蟹座(6/22〜7/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

10月2日〜10月8日の空模様

蟹座の星模様

的確な言葉は魔法

「聡明で公正な水星乙女座」と冥王星山羊座、天王星牡牛座、海王星魚座とが繋がります。「言葉」の使い方について大きな気づきを得るかもしれません。

言葉はコミュニケーションには欠かせませんが、相手に真意が伝わるように表現するのは意外と難しいものです。今週は、今までの自分の言葉選びは相手の解釈に寄り添っていなかった、と思い至りそうです。

たとえば、同じ言葉でも、具体的な中身は人によって異なります。そこに気がつけば、抽象的な言葉ではなく、実際にどんな行動をとってほしいかを伝えることができ、自分の本意をわかってもらえるようになります。

5日に水星が天秤座エリアを運行し始めると、内省的な気持ちになるかもしれません。また、土星魚座と水星天秤座が密かにつながると、隠れていた課題が現れてきます。意識的に向き合えば大きな成果をあげられます。

蟹座の場合は、「学び」がテーマです。何かを真剣に学ぶことで、世間を知ることもできますし、自分のそれまでの考え方を相対化することができます。また、幅広い知識を得ることで自信がつきます。学ぶという行為自体も、心の安定をもたらしてくれるでしょう。

冥王星山羊座と火星天秤座のぶつかり合いは、蟹座には大きな影響があるかもしれません。人間関係で思いもよらぬ出来事が起きる可能性があります。誰が悪いとは一概には言えないような、複雑な問題が発生しそう。いつもより慎重に過ごしましょう。

今週の全体の空模様

有能な書記官

今週前半、水星が乙女座にいます。水星は乙女座エリアにいるときがもっともコンディションが良くなります。

乙女座の原型は、大地と豊穣を司る「畝の女神」です。知性を司る水星は、このサイン(星座)に入ると、古代から続く智慧を農事書に記す書記官のようなイメージをまといます。

水星が乙女座にいるときには、食糧をしっかり育てていくための几帳面さやルールが重要視されます。実りを確保するためにはいくつかのやり方があるとしても、嘘や誤魔化しは許されません。

そんな水星乙女座のキャラクターを踏まえながら、今週の空模様を見ていきます。

今週前半は、水星乙女座と、逆行中の冥王星山羊座、天王星牡牛座、そして海王星魚座の4天体が繋がっています。世界的な規模で負の歴史が振り返られ、重大な暴露も行われるでしょう。

そもそも、2023〜2024年の2年間には、「旧時代の膿が出る」「新時代の芽があちこちに現れる」というテーマがあります。

このテーマに今週の星の配置が重なり、衝撃的なニュースが世界を駆け巡るようになりそうです。社会には「嘘や誤魔化しを許さない」というパワーが満ち、冷静な眼差しでニュースが分析されていきます。時代が変わる瞬間を、多くの人が目撃するでしょう。

5日に水星は天秤座へ移動します。「書記官」の水星乙女座によって記録されたデータをもとに、「裁判」が動き出すようなイメージ。一般の人々も参加して、近年の様々な出来事の性質を判断していくタイミングとなるでしょう。

また、天秤座エリアを運行する火星(意欲・闘志)が、冥王星山羊座(逆行から順行に戻る直前の「留」の状態)と激しくぶつかり合います。大きな不正が白日の下に晒されることになりそうです。

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窓際で作業をする蓮沼執太

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