山羊座の星模様
良き管理者として
牡羊座新月と満月が起きるのは、「家族と家庭の部屋」であり、基盤や帰属コミュニティを表す場所です。生活を安定させ、根を張るパワーを与えてくれる場所でもあります。
今週までの半年間は、「いかに利他的な振る舞いができるか」という課題がありました。
山羊座は、自分の能力をスタンダードなものと見がちですが、人それぞれに得手不得手があることを意識できたでしょうか。誰にでも自分と同じ力量を求めてはいけないと学んだ期間でもあるでしょう。部下の効率に不満を感じるときほど、相手の活かし方を考えてみましょう。長期的な成果を得るには、柔らかな姿勢で管理すること。他人の失敗も織り込んでプランを立て、チームメンバーがのびのびと働けるようにしていきましょう。
また、満月のタイミングでは、山羊座エリアに冥王星(逆行)、牡牛座エリアに天王星(逆行)、乙女座エリアに水星があり、3つの天体が聖なる三角形を描いています。
この配置によって、「やり残したこと」を拾いに戻るようなことが起きそうです。つい忘れがちな大切なことを思い出したりもするでしょう。
この満月は、学び直すチャンスでもあり、自己改革を進める手助けもしてくれます。過去を振り返ることでますます強くなれ、研鑽できるでしょう。
今週の全体の空模様
あっと驚くような人生を
「わたしたちの/つないだ手のなかに闇がある/その闇のなかで/あざやかな緑の『野』が育っている/わたしたちはその場所を知っている/あんなに広いのに/椅子をひとつ置くだけで/きもちがいっぱいあふれてしまうところ 」
──小池昌代「記念撮影」
29日に牡羊座エリアで満月が起こります。満月は、新月で蒔いた種の実りを収穫するとき。今週は、3月22日の牡羊座新月からフォーカスしてきたことが「満ちる」ようなタイミングです。
3月22日の牡羊座新月は占星術的な「新年」を迎えた翌日すぐの「新月」であり、「新しい時代の大きなスイッチを押す」役割のようにも見えました。
「個人技能の育成」というテーマが1年通じて背骨としてあり、自分の才能を育てることや身体を鍛えること、個々の力を大きく育てるための何かを始めた人も多いのではないでしょうか。
今週の牡羊座満月には、不安定な世界を感じながらも、自分で運命を切り開くダイナミックな力があります。これまでの半年間で、副業や二拠点生活を始めるなどライフスタイルを切り替えた人もいたかもしれません。
密かに温めていた未来への情熱が燃え上がり、古い生き方と新しい生き方との間を行ったり来たりしてみたのではないでしょうか。守りの姿勢だけではもう続けられないと悟ったこともあったかもしれません。
天の高い位置では冥王星(運命)が輝き、天王星(改革)と水星(知性・メッセンジャー)と聖なる三角形を描いています。さらに東の地平線には木星(成長拡大)があります。
これら4天体はすべて「地のエレメント」の星座(サイン)にあり、水星以外は逆行中です。このことから、「地のエレメント」のテーマである富や財(とくに税金や食糧)に関する価値観の見直しが行われます。今までの権力構造が崩れ、市民運動が盛んになりそうです。
ストライキの権利が行使されるようになり、「市民主体の政治を育てていくぞ」という有権者の意思が強くなっていくでしょう。政界の勢力図もじわじわと変化していきそうです。
古きよきものは残り、欲望によって歪んだ社会構造は崩壊していくでしょう。個々のレベルでは「あなたにとって豊かさとは何?」と問いかけられるタイミングになるかもしれません。
「強くならなきゃいけない。通じるものがある役でした」唐田えりかが語る、『極悪女王』の舞台裏