牡羊座の星模様
未来に期待する
29日の満月は「自分自身」を意味する場所で起こります。
3月22日の牡羊座新月からの半年間で、自分らしさを生かし、活躍の場を増やせたでしょうか。
世界の理想型について考え、人間らしく生きるために必要なものが物心ともに充実した社会をイメージしていたのではないでしょうか。ただ、都会の便利さを取れば自然の癒やしが足りなくなるというように、大事にしたい要素全てを揃えるのは無理なのではないかと思い悩みもしたかもしれません。
しかし、半年の間に、AかBかという二者択一ではなく、AもBも、両方を取るライフスタイルの可能性に気がついたでしょう。二拠点生活や兼業を始めて生活がダイナミックになったという人もいるかもしれません。
ひと昔前の「地に足のついた生活」というイメージからは離れていますが、新しい感覚を取り入れて活動できているのであれば、手応えや満足感のある満月になりそうです。
もし、まだ計画だけで実行に移せていなくても、思いついたプランはいつか大きく育っていくでしょう。これからますます世界は変化していきます。その中で、自分の行きたい方向さえわかっていれば、迷い少なく前に進めます。
今週は、たくましく生きていくためのスキルを考え、自分を鍛えていきましょう。
今週の全体の空模様
あっと驚くような人生を
「わたしたちの/つないだ手のなかに闇がある/その闇のなかで/あざやかな緑の『野』が育っている/わたしたちはその場所を知っている/あんなに広いのに/椅子をひとつ置くだけで/きもちがいっぱいあふれてしまうところ 」
──小池昌代「記念撮影」
29日に牡羊座エリアで満月が起こります。満月は、新月で蒔いた種の実りを収穫するとき。今週は、3月22日の牡羊座新月からフォーカスしてきたことが「満ちる」ようなタイミングです。
3月22日の牡羊座新月は占星術的な「新年」を迎えた翌日すぐの「新月」であり、「新しい時代の大きなスイッチを押す」役割のようにも見えました。
「個人技能の育成」というテーマが1年通じて背骨としてあり、自分の才能を育てることや身体を鍛えること、個々の力を大きく育てるための何かを始めた人も多いのではないでしょうか。
今週の牡羊座満月には、不安定な世界を感じながらも、自分で運命を切り開くダイナミックな力があります。これまでの半年間で、副業や二拠点生活を始めるなどライフスタイルを切り替えた人もいたかもしれません。
密かに温めていた未来への情熱が燃え上がり、古い生き方と新しい生き方との間を行ったり来たりしてみたのではないでしょうか。守りの姿勢だけではもう続けられないと悟ったこともあったかもしれません。
天の高い位置では冥王星(運命)が輝き、天王星(改革)と水星(知性・メッセンジャー)と聖なる三角形を描いています。さらに東の地平線には木星(成長拡大)があります。
これら4天体はすべて「地のエレメント」の星座(サイン)にあり、水星以外は逆行中です。このことから、「地のエレメント」のテーマである富や財(とくに税金や食糧)に関する価値観の見直しが行われます。今までの権力構造が崩れ、市民運動が盛んになりそうです。
ストライキの権利が行使されるようになり、「市民主体の政治を育てていくぞ」という有権者の意思が強くなっていくでしょう。政界の勢力図もじわじわと変化していきそうです。
古きよきものは残り、欲望によって歪んだ社会構造は崩壊していくでしょう。個々のレベルでは「あなたにとって豊かさとは何?」と問いかけられるタイミングになるかもしれません。
窓の外に感じる、予測不可能な自然の存在。〈TAKT PROJECT〉代表・吉泉 聡が語る窓