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9月18日〜9月24日 天秤座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の天秤座(9/23〜10/23生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

天秤座の星模様

目立つ準備はOK?

23日までは、太陽が乙女座後半度数を運行し、逆行中の3天体(天王星・海王星・冥王星)とコンタクトすることで、誰かのフォローに回ることがありそうです。やり直しの仕事が発生しそうな兆しも。けれど、やり直すことで重大なミスを発見できるでしょう。

23日午後からは太陽が天秤座エリアを運行し、「主役の1カ月」が始まります。天秤座エリアには火星がすでに運行していることもあり、やる気がみなぎる週になります。

普通、太陽が自サインを運行している期間は「自分らしさ」を出しやすく、活動しやすいときですが、天秤座の場合は、歓迎したいことばかりではありません。

なぜなら、「目立とう、自我を出していこう」という太陽の性質と、「控えめでいたい、全体の調和を乱したくない」という天秤座の性質とが反発し合ってしまうからです。

今週からは、自分が中心に立たざるをえない展開に見舞われることが増えそうです。天秤座にとっては、居心地が悪く感じられるかもしれません。

しかし、せっかくの主役の1カ月です。悪目立ちしてしまわないように気をつけながらも、鮮やかに采配をふるっていきましょう。持ち前の実務能力を活かしてリーダーシップをとり、周りに賞賛されるチャンスタイムでもあります。

やりたいことがあれば、太陽と火星が背中を押してくれます。積極的に動いていくと吉です。

今週の全体の空模様

価値観の変動

「私はあなたではない。これは存在を賭けたNOの表明でもある。私が私を肯定するとき、それは他者の否定でもある。なぜなら、『今ここの場』に存在するのは私という一者であり、二者は並び立たない。私の立っているこの場にあなたは立つことはできない。お互いがそうなのだ。そこに私の尊厳があり、だからこそ相手を尊重する場が生まれる」
──尹雄大『聞くこと、話すこと。』

太陽は18日から23日昼過ぎまで乙女座エリア後半度数を運行し、23日午後に天秤座エリアに移動します。今週はこの23日を境として、ムードが変わってくるでしょう。

天王星(改革)・海王星(霊性)・冥王星(運命)の3天体は「外惑星」と呼ばれ、「社会」や「世界」など規模の大きなものに影響を及ぼすとされています。

現在、この3天体は逆行中で、それぞれ乙女座エリアの太陽とコンタクトをとっています。太陽は、天王星・冥王星とは調和的に繋がり、海王星とは緊張関係にあります。

そのため、今週前半は小さな人間の手には負えない、「神の采配」と思うようなことが起きるかもしれません。過去の美しい思い出に一度浸り、そこから現在の固定観念やルールにとらわれていることに気がつきそうです。精神を解放し、柔軟な思考ができるようになるかもしれません。

23日の午後、太陽は天秤座エリアに入り、約1カ月間、太陽天秤座運行の期間となります。


天秤座は、集合的な「みんなの」視点を自分自身の視点として取り入れていく傾向があります。「みんなはそれぞれこんな見方をしているだろう」と考え、そこから「平均的でバランスの取れた感覚」を割り出し、自らの観点としていくのです。

天秤座はまた、独りよがりを嫌い、気配りと折衷能力に長けています。また優れた審美眼を持ち、洗練や品格を重んじます。太陽が天秤座にいる期間は、自己を律することの美しさや、調和や平和がテーマになっていくでしょう。

さらに今週の太陽は、魚座エリアを逆行中の土星と密かに繋がります。そのため、世の中で起きる様々なことが複雑な様相を呈し、簡単にその性質を判断することができなくなりそうです。

正義の顔をした不正義や、被害者のように振る舞う加害者など、欺瞞に満ちた状況を目にすることになりそうです。何が良いことなのか、誰を信じるべきなのか、すぐに見分けるのは難しいでしょう。

9月11日〜9月17日 天秤座の運勢【ブルータス週間占い】

サテライトオフィスで椅子に座る吉泉聡

窓の外に感じる、予測不可能な自然の存在。〈TAKT PROJECT〉代表・吉泉 聡が語る窓

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