乙女座の星模様
名前は魔法
今週15日に、「自分自身」を意味する場所で新月となります。この新月は、自分が自分をどのように見ており、またどのような生き方を自らに許しているのかを振り返るタイミングです。
今の自分に満足できていないのであれば、まずは新しい「名前」をつけ、そこから自分のアイデンティティを再構築してみましょう。「名前」というのは古来まじないの力があるとされています。自分自身をラベリングするもので、世界に認識される方法でもあります。
周りのニーズに応えていると、つい「自分らしさ」を見失ってしまいがちです。しかし今週の新月では「こうでありたい自分」「名乗りたい名前」を強く意識していけるでしょう。
まずはセルフイメージを変え、自分の価値を守ることに注力しましょう。パワーアップのチャンスです。その上で、自分をリニューアルするのであれば、どこを目指すのか、想像してみましょう。
アファメーションテーマは「自分のカラーを打ち出して強くなる」ことをテーマにして誓願すると良いでしょう。
火星天秤座と金星獅子座のハーモニーによって、静かな闘志が燃えてきそうです。根拠なく、自分の伸びしろを信じることができそう。
16日に水星が乙女座エリアで順行に戻ると、本来の冷静さや賢さを取り戻すような感覚があるかもしれません。思考がクリアになりそうです。
今週の全体の空模様
リブランディングの新月
「たつた一度何かを新しく見てください あなたの心に美がのりうつると あなたの眼は時間の裏空間の外をも見ます どんなに切なく辛い悲しい日にも この美はあなたの味方になります 仮りの身がしんじつの身になります 」
──高村光太郎「手紙に添へて」
今週は15日に乙女座エリアで新月が起きます。太陽と月が重なるこのタイミングは、表層的な意識と、普段は見えていない無意識の領域が重なり合って響き合うときでもあります。
新月には、改革刷新を司る天王星(逆行中)と成長拡大を司る木星(逆行中)がコンタクトしています。
今まで定着していたイメージが剥がれ、新しいものに替わっていきそうです。と同時に、社会的正義だと信じられていたものの価値が揺らぎ始めます。大きな茶番に巻き込まれていただけだと、多くの人が気がつくでしょう。
内的な動機であれ、外的な要因であれ、「このままではいけない」と突き動かされるように変化が始まるときです。
ここから乙女座満月までの半年間は、「リブランディング」を進めていくことになりそうです。行き詰まりや膠着状態から抜け出すための試行錯誤が始まります。真正面から解決策を探すこともあれば、あえて奇をてらってみることもあるでしょう。
金星獅子座と火星天秤座が調和的に繋がります。この配置は、活路を見出すヒントを与えてくれそうです。専門家の意見や海外の事例を参考にすると良さそうです。
また、新月は物事をスタートさせるタイミングとして吉とされています。
そして、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。
各星座ごとにテーマが変わりますが、「価値の付け直し・リブランディング」というテーマは共通します。宣誓を5〜10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の乙女座満月のときにその宣誓が叶っているというおまじないです。
窓辺で創作すれば音楽も外に開いていく。音楽家・蓮沼執太が語る窓