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9月4日〜9月10日 乙女座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の乙女座(8/23〜9/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

乙女座の星模様

光さす

4日午前、金星(愛と喜び)が順行に戻ります。金星が運行しているのは「隠されたもの・秘密の部屋」であり、深層意識や人には見せない秘密が置かれている場所です。その影響によって、心がリラックスモードに入っていきそうです。

また、同日夜半に木星が逆行し始めると、あきらめていた「憧れ」にもう一度向かっていこう、という気持ちが湧き上がってきそうです。

さらに、6日には乙女座エリアで逆行中の水星と太陽が重なって木星と調和的に繋がります。この配置は乙女座には大きく響いてくるでしょう。「そうだ、私はこんな人間だったのだ!」と原点に立ち返り、目から鱗が落ちるような感覚を得るかもしれません。視界が拓けて、世界が色鮮やかに見えてくるイメージです。

今週は、土星(宿題・試練)は「パートナーシップ」を意味する場所で逆行し、他の天体たちとコンタクトをあまり取りません。

そのことにより、無意識のうちに、「厳しい批判者」になってしまいそうです。ルールを守ることにこだわりすぎ、大切な人との関係にヒビが入ってしまうかもしれません。「正しさ」を軸に接することは、必ずしも愛ではありません。柔らかな眼差しで相手を見つめましょう。

火星(意欲・闘争心)は「天与の才」を意味する場所を運行しています。自分のスキルをどうやって有効活用していくのか、作戦を練るとよいタイミングです。

今週の全体の空模様

そこにいる胆力

「勝ち負けを決めるのは簡単だ。こっちのほうがわかりやすいです、とか、論理的、面白い、声が大きい、とか。傷つけあうことが認められた中で、闘うことはもっと楽ちんだ。本当に簡単だ。

男性はため息をついて『自分はひとと考える、なんてことは好きじゃない』と言った。

わたしはうつむきながら『だから、やるんですよ』とつぶやいた。」

──永井玲衣『水中の哲学者たち』


週の始め、4日午前に金星(愛と喜び)が順行に、同日の夜半に木星(成長拡大)が逆行を始めます。また、6日には乙女座エリアで太陽と、逆行中の水星が重なります。太陽+水星の2天体に対し、木星が調和的なコンタクトを取ります。

これらの星の配置は、過去の過ちを振り返りながら未来への希望を抱く、というテーマを与えます。

今週は、魚座エリアで逆行中の土星が他の天体とあまりコンタクトを取りません。そのため、「いったん立ち止まる」といったイメージが出てきます。また、暗いトンネルに入り込んでしまったように感じられるかもしれません。

「困難(難題)」を目の前にすると、四肢を投げ出して降参したい気持ちになることがあります。もう嫌だ、と目をつぶってしまいたくなることや、自分は問題の当事者ではない、と逃げ道を探すこともあるでしょう。

それでも、ひるまずに真っすぐ前を見つめると、暗闇の向こう側にある小さな光を見つけることができるのです。落ち着いて事態を捉えるタイミングにしましょう。

痛みや弱さと向き合いながら進むには、知性という剣も必要かもしれません。世の中では、交渉ごとにまつわる緊張感が高まってきます。そこで、天秤座エリアを運行する火星が剣となってくれるでしょう。

8月28日〜9月3日 乙女座の運勢【ブルータス週間占い】

競馬場のスタンドに立つ中村蒼さん

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