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9月4日〜9月10日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23〜12/21生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

射手座の星模様

心は遠くに

今週は、動きたいのに自由に動けない状況に置かれて少しストレスを感じるかもしれません。

4日午前、金星(愛と喜び)が順行に戻ります。金星が運行しているのは、「遠方への旅」「ここではないどこか」を意味する場所です。この影響によって、普段から旅行好きな射手座の心が、いっそう遠い街や国に誘われそうです。

また、同日夜半に木星が逆行し始めると、過去に評価の高かった仕事をもう一度リクエストされそうです。

さらに、6日には乙女座エリアで逆行中の水星と太陽が重なって木星と調和的に繋がります。仕事運が上がり、忙しくなりそうです。自分を指名するオファーレターが届きそうです。嬉しくも緊張する案件かもしれません。

今週、土星(宿題・試練)は「家族と家庭の部屋」を意味する場所で逆行し、他の天体たちとコンタクトをあまり取りません。そのことから、家族やチームメンバーからのサポートが滞るイメージがしてきます。

車で迎えに来るはずの家族がなんらかの足止めを食らい、予定よりずっと待つことになる、などです。焦らずにゆったり構える姿勢が大事になりそうです。

火星(意欲・闘争心)は「友情」や「未来計画」を意味する場所を運行しています。あれこれチャレンジしたい気持ちが溢れ、いろいろと計画を立てるでしょう。イメージを膨らませただけで終わる可能性もありますが、それは未来の糧になっていきます。

今週の全体の空模様

そこにいる胆力

「勝ち負けを決めるのは簡単だ。こっちのほうがわかりやすいです、とか、論理的、面白い、声が大きい、とか。傷つけあうことが認められた中で、闘うことはもっと楽ちんだ。本当に簡単だ。

男性はため息をついて『自分はひとと考える、なんてことは好きじゃない』と言った。

わたしはうつむきながら『だから、やるんですよ』とつぶやいた。」

──永井玲衣『水中の哲学者たち』


週の始め、4日午前に金星(愛と喜び)が順行に、同日の夜半に木星(成長拡大)が逆行を始めます。また、6日には乙女座エリアで太陽と、逆行中の水星が重なります。太陽+水星の2天体に対し、木星が調和的なコンタクトを取ります。

これらの星の配置は、過去の過ちを振り返りながら未来への希望を抱く、というテーマを与えます。

今週は、魚座エリアで逆行中の土星が他の天体とあまりコンタクトを取りません。そのため、「いったん立ち止まる」といったイメージが出てきます。また、暗いトンネルに入り込んでしまったように感じられるかもしれません。

「困難(難題)」を目の前にすると、四肢を投げ出して降参したい気持ちになることがあります。もう嫌だ、と目をつぶってしまいたくなることや、自分は問題の当事者ではない、と逃げ道を探すこともあるでしょう。

それでも、ひるまずに真っすぐ前を見つめると、暗闇の向こう側にある小さな光を見つけることができるのです。落ち着いて事態を捉えるタイミングにしましょう。

痛みや弱さと向き合いながら進むには、知性という剣も必要かもしれません。世の中では、交渉ごとにまつわる緊張感が高まってきます。そこで、天秤座エリアを運行する火星が剣となってくれるでしょう。

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