魚座の星模様
アップデートのために
乙女座エリアに太陽が入り、23日から9月22日まで運行します。乙女座は魚座と同じ「柔軟宮」ですが、真正面で向き合う関係のサインです。
対照的な性質を持っているため、太陽乙女座期間は魚座にとってはハードな1カ月となるかもしれません。管理が厳しいと感じたり、ルールや理屈の締め付けを感じたりしやすいときです。
乙女座と魚座は人付き合いにおいても対照的です。魚座は他者との境界線がぼんやりとしていますが、この太陽乙女座運行期間は、そういった姿勢の見直しを迫られるかもしれません。
今そばにいる人が自分にとって真に重要かどうかを考え、重要な人にだけ時間やお金を使うようにしていくこと。人を見る目を、直感でなく理性で養っていきましょう。
また、今週は火星(意欲)と水星(知性・言語)も同じ乙女座エリアにあるため、様々な人と交流を持てそうです。傾聴する姿勢が運気アップの鍵です。
太陽は逆行中の土星(試練)と向かい合い、緊張のまなざしで見つめ合っています。この期間(~8月31日)は、自分と世間とのずれを確認するときです。他者と真剣に対話することによって、整えるべき箇所が見えてくるでしょう。
火星(意欲)と逆行中の海王星(夢と霊感)と冥王星(運命)がそれぞれ調和的に繋がっています。その影響により、見えない力にサポートされ、つき合うべき人と離れるべき人の“ふるい分け”が起きるかもしれません。
今週の全体の空模様
直視する勇気
「勢力や権力が人々に作用しているから、幻影が続いているにすぎない。彼らは特別な存在でも、特別な人間でもない。そのことに薄々と気づき始める勢力者や権力者もいる。本当に知性ある人は、とっくに権力者が何ものでもないことを知っている。しかし、多くの人々は、依然と幻影を見たままでいる。」
──フリードリヒ・ニーチェ『さまざまな意見と箴言』より/『超訳ニーチェの言葉』白取春彦訳
23日に太陽が乙女座エリアに入ります。太陽の「(物事に)光を当てる」力と、乙女座のエッセンスである「目で見えるものを信じる」「混沌を整え形を明らかにする」力が合わさります。そこから、社会正義を追求する力が強まっていきます。
現実がクリアに見え始め、気が付いていなかった世の中の不条理さや不正義が浮かび上がってくるでしょう。
さらに、乙女座エリアには乙女座支配星の水星(知性)がいるため、分析や論理立てのパワーが増します。加えて火星(闘志)も乙女座に来ており、太陽のボディガード的働きをするので、社会正義を徹底しようとする力が働くでしょう。
社会の乱れへの取り締まりが厳しくなり、公共の利益のためのルール普及も進められそうです。
今週後半に進むと、太陽と、魚座にいる土星(社会性・試練)は緊張状態でコンタクトをとりはじめます。すると、観察・分析といった乙女座的エッセンスと、魚座の「物事を曖昧にし、溶かす力」がぶつかります。
混沌とした情報の海の中で、信頼に値するものを厳しく見定めていく目が増えるようなイメージです。
24日には、伝達を司る水星が逆行を始めます。その数日前から、水星は天球上で止まって見える「留(ステーション)」という状態になっています。
「留」は逆行よりも地上への影響力が強いと言われており、24日の少し前から、連絡の行き違いやメールの誤送信などのミスコミュニケーションが起こるかもしれません。思わぬ情報漏洩にも注意を。
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