蠍座の星模様
輝く蠍
今週の新月獅子座は、蠍座にとって、天の高い位置であり、社会貢献やキャリアを意味する場所で起こります。新月の起こる獅子座と、天王星が運行する牡牛座は、蠍座と同じ「固定宮」のメンバーです。三者はぶつかり合いながら互いに変化を促す関係です。
今週の新月では、仕事の場面で、我を通すことが重要になるかもしれません。多少波風が立つことは想定しつつ、外野からの半端なコメントに揺らがない軸を持って職務に臨むこと。
マンネリ化していた業務を思い切って改革していくチャンスも訪れます。
これから獅子座満月までの半年間は、自分の思うプランを自信を持って提案できるようになるための、鍛錬の期間となりそうです。アファメーションは、「自分の意志を軸に仕事をして成功する」ことをイメージしてみましょう。
また、獅子座エリアには逆行中の金星(幸運)もいるため、過去の案件を再評価されることがあるかもしれません。思わぬ臨時収入も期待できます。
さらに今週は、水星(コミュニケーション)と火星(意欲)が乙女座エリアで重なり、牡牛座エリアを運行する天王星(改革)と調和的に繋がっています。
その影響により、パートナーや親しい人からドキドキするような未来計画図の話を聞くかもしれません。
今週の全体の空模様
本来の自分へ
「私が自身を『良きもの』として扱うという決定は、私の一存にかかっている。許可を与えるのは私しかいない。この決意は、恐怖を捨て去る一歩になるはずだ。」
──尹雄大『聞くこと、話すこと。』
今週16日に獅子座エリアで新月となります。この新月のテーマは「人からどう思われようとも自分の直感に従う」です。
新月には天王星(刷新・改革)がコンタクトをとっているので、人との関わりの中で激動を経験し、直感に頼らざるを得ない状況にも直面するでしょう。
世間体や人目を全く気にしないという人は少ないでしょう。誰もが、多少の差はあれど自分の外側からの価値判断を意識しています。確かに、人から意見や助言をもらえれば、自身について客観性を持つことにも繋がります。
しかし、この新月では、外野の声を一切切り捨て、自分の中核にある声に耳をかたむけるようにとメッセージが届きます。人と関わる中で少しづつ航路がずれてしまっていたけれど、今週は本来の自分へ戻れるように舵を切れるチャンス。
人の価値観に振り回されることなく、どのような自分でいたいのかを見つめるタイミングです。自分自身の色を保ち、また、周りの人と互いの色を尊重し合っていくことを目指すと良いでしょう。
他の誰でもない自分を信頼し、その決断に従う胆力を得ていきましょう。
また、新月は物事をスタートさせるタイミングとして吉とされています。そして、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。
宣誓を5〜10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の獅子座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。各星座ごとにテーマは変わりますが、「自己信頼の育み」というキーワードは共通しています。
窓の外に感じる、予測不可能な自然の存在。〈TAKT PROJECT〉代表・吉泉 聡が語る窓