牡牛座の星模様
薔薇咲く庭
今週の星の配置のイメージは「庭づくり」です。庭に、土を作り、大きく育つ樹木と、少し手のかかる花の苗を植えていきます。夏の陽射しに負けないように水やりをし、虫がつかないように工夫をすること。
それは、庭という自分の世界を、自分の手で良くしていこうという積極的な姿勢の表れです。
今、牡牛座には、成長・拡大をもたらす木星が運行し、夢を叶えるための努力を応援してくれています。今はまだ若木でも、近い未来には豊かな果実をたわわに実らせているかもしれません。希望と期待を込めて、自分の持っているものを育てるときなのです。
太陽は「家族」や「居場所」を照らしています。普段目にもとめないような、あって当たり前のものへの感謝が必要です。
水星(知性)と土星(社会性)が良きアドバイザーを送り込んでくれそうです。それは過去にお世話になった人かもしれません。牡牛座の長所や魅力をしっかりと理解した上での、ピリ辛なコメントをくれるでしょう。
今すぐ収穫できるようにしたい!という気持ちに対しても、「今はまだ土を豊かにしましょう」と優しく指導してくるかもしれません。
今週は外界に飛び出そうとする前に、自分と、自分の身近な人にエネルギーを注ぐと良いときです。成長に焦るよりも、できることを着実に進め、家族や仲間と楽しい時間を過ごしましょう。
今週の全体の空模様
生きる光
「自分を変えるただひとつの正しい方法は/自分がそうありたいと思う存在とできるだけ接し/その存在のヴァイブレーション/その存在のリズムの中に/自分をひたし、自分を溶解し、/自分自身の存在のリズム、/自分自身のヴァイブレーションとしていくことだ」
──「自分を変える」ということについて。(「人間関係論」批判)より 真木悠介『うつくしい道をしずかに歩く』
人生を照らす“光”と“熱”としての太陽を感じる季節が、この太陽獅子座期です。
太陽獅子座期は、誰しもが「すでに自分は唯一無二の存在で“特別”なのだ」と感じ、安定した自尊心を育んでいけるタイミング。
ただし、“特別”とは、超絶モテたり億万長者になったり、目からビームが出せるという突出した能力があったりすることではありません。そういった事柄に“特別”の基準を置くと、自分の特別さがわからなくなります。
ここでの“特別”とは、「自ら考え、意識し、主体となって生きていくパワーを持っている」ということなのです。太陽は自ら燃え、輝く星です。あなたが、あなた自身の光を放てることに気がつけば、道は自然と照らされていくのです。
今週は「王様(権力者)」が追い詰められるような場面が展開されています。
太陽獅子座に、牡牛座エリアを運行中の木星と天王星が激しくコンタクトしています。この牡牛座勢力には、乙女座エリアの火星(戦士)と水星(策士)が味方をしています。そのため、今まで揺らがなかった“権力”が揺らぐかもしれません。
たとえば、悪徳社長がごまかそうとした罪を、被害を受けた人々が告発するかもしれません。市民運動が活発になり、政策に影響することも考えられます。公共性のある資金や予算について物申す人が増えそうです。
個人レベルでは、「人生の豊かさとは何か」という問いが浮上してきそうです。
また、経済の駆動力となっている人間の欲望が、水不足や食料問題などとぶつかり合います。新しい時代に向けて、サステナブルな形で満足できるように欲の方向性も変わっていきそうです。
あの人も、家で瓶ビールを楽しんでいます。Vol.1:小宮山雄飛「1日の終わりに、手作りおつまみと1杯を」