蠍座の星模様
求めるものを見極めて
今週の星の配置は、人と違う自分の性質を知るには良いかもしれません。
真実で不変の愛、全身全霊で打ち込む情熱、妥協のなさや純度の高い強い絆……これらは蠍座の中核的なエッセンスです。
今週、こうした性質が特に強まっています。出会った相手の「温度」が低いとがっかりしやすいです。また、こちらの熱さに相手が驚いてしまい、その態度に傷ついてしまうかもしれません。しかし、それによって自分が大切にしている温度感をはっきりと認識できるのです。
今週、自分の価値観がクリアになります。たとえ多数派に受け入れられなくても、理想の関係性を追求していこうと思えそうです。
また、少し客観的に自分を見られるようになれば、よりソフトな形で人に自分の情熱を伝えられるでしょう。胸の内に潜むものをさりげなく示すだけでも、絆を強めることができます。
その一方で、明らかになった「いらないもの」を手放せるチャンスも訪れます。温度感が全く異なる相手とは、思い切って距離を置いてもいいでしょう。火星がもたらすポジティブな勢いにのりましょう。
太陽と木星がぶつかり合っていて、その火花は主体性を後押ししてくれます。自分の求めるものに近づく道を能動的に選んでいくと、真のパートナーシップを結べる相手が現れるかもしれません。
今いる場所が物足りないと感じるのならなおさら、運命の扉をノックしていきましょう。
今週の全体の空模様
生きる光
「自分を変えるただひとつの正しい方法は／自分がそうありたいと思う存在とできるだけ接し／その存在のヴァイブレーション／その存在のリズムの中に／自分をひたし、自分を溶解し、／自分自身の存在のリズム、／自分自身のヴァイブレーションとしていくことだ」
──「自分を変える」ということについて。（「人間関係論」批判）より 真木悠介『うつくしい道をしずかに歩く』
人生を照らす“光”と“熱”としての太陽を感じる季節が、この太陽獅子座期です。
太陽獅子座期は、誰しもが「すでに自分は唯一無二の存在で“特別”なのだ」と感じ、安定した自尊心を育んでいけるタイミング。
ただし、“特別”とは、超絶モテたり億万長者になったり、目からビームが出せるという突出した能力があったりすることではありません。そういった事柄に“特別”の基準を置くと、自分の特別さがわからなくなります。
ここでの“特別”とは、「自ら考え、意識し、主体となって生きていくパワーを持っている」ということなのです。太陽は自ら燃え、輝く星です。あなたが、あなた自身の光を放てることに気がつけば、道は自然と照らされていくのです。
今週は「王様（権力者）」が追い詰められるような場面が展開されています。
太陽獅子座に、牡牛座エリアを運行中の木星と天王星が激しくコンタクトしています。この牡牛座勢力には、乙女座エリアの火星（戦士）と水星（策士）が味方をしています。そのため、今まで揺らがなかった“権力”が揺らぐかもしれません。
たとえば、悪徳社長がごまかそうとした罪を、被害を受けた人々が告発するかもしれません。市民運動が活発になり、政策に影響することも考えられます。公共性のある資金や予算について物申す人が増えそうです。
個人レベルでは、「人生の豊かさとは何か」という問いが浮上してきそうです。
また、経済の駆動力となっている人間の欲望が、水不足や食料問題などとぶつかり合います。新しい時代に向けて、サステナブルな形で満足できるように欲の方向性も変わっていきそうです。
あの人も、家で瓶ビールを楽しんでいます。Vol.1：小宮山雄飛「1日の終わりに、手作りおつまみと1杯を」
