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7月17日〜7月23日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23〜12/21生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

射手座の星模様

ブーストかけて

今週の蟹座新月には、冥王星山羊座、海王星魚座、天王星牡牛座の3天体がコンタクトしています。この新月では、今までしがらみとしか感じられなかった関係の中で与えられる様々なものの価値に気がつくでしょう。

重たく、邪魔だとも思っていた「親や先祖から引き継いだ遺産」には、実はとても価値があるのかもしれません。処分に困っていたような土地や品物だけでなく、慣習や伝統、しきたりなどの非物質的なものについても、見る目がガラリと変わります。

今週はそこから、それら引き継いだものをどういうふうに活かしていくかを考えることになりそうです。アファメーションは「ギフトを活かす」をテーマにすると良いでしょう。

23日に獅子座エリアに太陽が入ると、どこか旅行に行きたくなりそうです。もしくは出張などの仕事が入り、遠方に出かけることになるかもしれません。

獅子座エリアではさらに、金星が逆行をし始めます。過去に訪れた土地に再び呼ばれているような気持ちになるかもしれません。そちらに旅行中の友人から連絡が来たり、街中でその街のポスターを見かけたり……といったことです。

先週に引き続き、火星乙女座と土星魚座は、互いに批判的な眼差しを投げかけています。締め切りや納期に追われるかもしれません。射手座の持つ超人的な集中力を発揮して乗り切っていきましょう。

今週の全体の空模様

支え合う、新しさと古さ

「一人でも一頭でも一匹でも、幸せになれる奴からなればいい。だれのことも待たず、てんでんばらばらに、勝手に輝きはじめてしまえ。おれはその光が見たい。光でいっぱいの人の世が見たい。」
──雪舟えま『幸せになりやがれ』

暗い地底の国に迷い込んだ人の感覚は、同じ経験を持たない人にはなかなか理解が難しいものです。いくら言葉を尽くしても埋められない溝が横たわっています。

しかし、今週18日の蟹座エリアの新月では、そういった「苦境からの帰還者」たちの思いがじわじわと共有されていきます。それは、果実が“機”を悟って熟れてはぜるように、自然な展開として起こります。それによって、世界のあちこちで価値観の転換が見られそうです。

生き残るために、今まで盲従してきた社会のルールや常識から脱却するきっかけを掴んでいくこと。

個々が自分の意志を持ち、「私は集団の中にあっても私という個人である」という意識をしっかりと育むことが必要になるかもしれません。そうやって新しい生き方を創っていくために、まずは古いものをきちんと大地に還していく。今週はそんなイメージです。

新月は物事をスタートさせるタイミングとして吉とされています。そして、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。

宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の蟹座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。各星座ごとにテーマは変わりますが、「誰と繋がり、どこに行きたいのか」という問いに答えることは共通しています。

23日には太陽が獅子座エリアに入ります。ここは太陽にとってのホームグラウンドなので、太陽が世の中を照らす光が強まります。創造性や主体性が高まっていくでしょう。「それぞれの誇り」がキーワードになります。

同日、愛と喜びを司る金星も獅子座エリアで逆行し始めます。今まで注がれていた「恵み」に気がつき感謝できるかもしれません。

金星は愛と欲望を司るので、今週は、恋愛にまつわるスキャンダルで騒がしくなる可能性も。

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