魚座の星模様
真実は小説より奇なり
今週の蟹座新月には、冥王星山羊座、海王星魚座、天王星牡牛座の3天体がコンタクトしています。
古来、冥府を巡りその後現世に戻ってきた人の物語が多く語り継がれています。この新月では、そういった神話の主人公らのように、異界を経験するかもしれません。そして、現実に戻った後に、そこで見聞きしたことを、他の人に伝えたくてたまらなくなるでしょう。
しかし、簡単には信じてもらえません。そこで、どう工夫して表現すればいいのか、ということがポイントになってきます。アファメーションは「表現・伝達力を高めること」をテーマにすると良いでしょう。
23日に獅子座エリアに太陽が入ると、世のため人のために活躍する場面が増えて忙しくなりそうです。生活に張りが出て、明るい気持ちでテキパキと働けそうです。
獅子座エリアではまた、金星が逆行をし始めます。他者からのいたわりの言葉で癒やされそうです。自分でしっかり自己ケアをするのも吉です。
先週に引き続き、火星乙女座と土星魚座は、互いに真剣に見つめ合っています。その影響で、審査官にじっとりと睨まれているような状態になるかもしれません。
仕事の契約時に厳しい条件を提示されたり、上司が作成資料を細かくチェックしてきたり、といったイメージです。気を引き締めていきましょう。
今週の全体の空模様
支え合う、新しさと古さ
「一人でも一頭でも一匹でも、幸せになれる奴からなればいい。だれのことも待たず、てんでんばらばらに、勝手に輝きはじめてしまえ。おれはその光が見たい。光でいっぱいの人の世が見たい。」
──雪舟えま『幸せになりやがれ』
暗い地底の国に迷い込んだ人の感覚は、同じ経験を持たない人にはなかなか理解が難しいものです。いくら言葉を尽くしても埋められない溝が横たわっています。
しかし、今週18日の蟹座エリアの新月では、そういった「苦境からの帰還者」たちの思いがじわじわと共有されていきます。それは、果実が“機”を悟って熟れてはぜるように、自然な展開として起こります。それによって、世界のあちこちで価値観の転換が見られそうです。
生き残るために、今まで盲従してきた社会のルールや常識から脱却するきっかけを掴んでいくこと。
個々が自分の意志を持ち、「私は集団の中にあっても私という個人である」という意識をしっかりと育むことが必要になるかもしれません。そうやって新しい生き方を創っていくために、まずは古いものをきちんと大地に還していく。今週はそんなイメージです。
新月は物事をスタートさせるタイミングとして吉とされています。そして、願い事がすでに叶った形で天に宣誓する「アファメーション」が効果があると言われています。
宣誓を5~10個、便せんや手帳などに書いて意識することで、半年後の蟹座満月のときにその宣誓が現実になっているというおまじないです。各星座ごとにテーマは変わりますが、「誰と繋がり、どこに行きたいのか」という問いに答えることは共通しています。
23日には太陽が獅子座エリアに入ります。ここは太陽にとってのホームグラウンドなので、太陽が世の中を照らす光が強まります。創造性や主体性が高まっていくでしょう。「それぞれの誇り」がキーワードになります。
同日、愛と喜びを司る金星も獅子座エリアで逆行し始めます。今まで注がれていた「恵み」に気がつき感謝できるかもしれません。
金星は愛と欲望を司るので、今週は、恋愛にまつわるスキャンダルで騒がしくなる可能性も。
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