牡牛座の星模様
やらない理由を探さない
10日、水星は海王星、冥王星とコンタクトを取ります。友人のアドバイスや、「あなたならできる」という後押しによって、海外を含めた遠方に出かけることになるかもしれません。
あるいは、自分の専門的な技能をさらに磨くために、もう一度鍛えなおしの道に戻るのかも。過去にやり残したことがあるならば、今週は拾いに戻るチャンスです。
週後半、レグルスと重なった火星乙女座と土星魚座の緊張感ある見つめ合いによって、自分より上の人に積極的に挑んだり、オーディションやコンペに参加したりすることになるかもしれません。逃げたくない勝負のとき。火星の力強さを味方にできる週でもあります。
自分の可能性を自分で消さないことが大事です。不安はあるかもしれませんが、今までの自分を信じ、勇気を持って進んでみましょう。
水星獅子座と木星牡牛座が殴り合うと、身内の一言をきっかけにプライドに火がつきそうです。傷ついたという事実の中に、誇りが潜んでいるのです。悔しい気持ちをバネに、どんどん自らを鍛えていきましょう。
今週の全体の空模様
世界をまな板にのせて
先週に引き続き、「風(大気)のエレメント」が不在の週です(ただし、月の運行は除く)。
コミュニケーションにおいて「仲介役」となる風が吹かないので、対話したくてもうまくいかない、連絡がなかなか来ない、といったことが起きそうです。不安や焦燥感が募るタイミングです(8月27日まで続きます)。
また、土星、海王星、冥王星が逆行中のため、社会全体で「過去の振り返り」や「取りこぼしを拾う」ようなことがテーマとなってきそうです。
10日、水星が蟹座エリアを運行します。水星は海王星と調和的なコンタクトを取る一方、冥王星(破壊と再生)とは、オポジションと呼ばれる繋がり方をします。オポジション(真正面で向かい合う位置関係)となった天体同士は、互いに批判的な眼差しを投げかけています。
水星とこの2天体との繋がりは、過去を懐かしむ「旧世界の群れ」と、現代の問題を見つめる「新世界の群れ」との決定的な分断を引き起こすかもしれません。違う価値観を持つ相手の説得を諦め、思い切った方向転換をすることになりそう。分かり合えない相手との決別を覚悟するタイミングです。
10日はまた、「意欲や勇気」「戦い方」を司る火星が乙女座エリアに入ります。火星乙女座のもとでは、社会で拡散される情報のファクトチェックなどがなされます。
乙女座エリアに入ってすぐの場所には、恒星の中でも高貴でパワフルとされる“ロイヤル・スター”レグルスがいます。この星は、今週の火星に、権力や栄誉をプラスします。
週後半、レグルスと重なった火星乙女座は、土星魚座とオポジションとなります。社会的な立場のある人の過去の罪が暴かれるかもしれません。嫌なことに対して、はっきりNOと言えるようになる週でもあります。社会の患部を切除していけるでしょう。
11日には「知性・言語感覚」を司る水星が獅子座エリアに入ります。
公開討論やデモといった、表に立って行われる自己主張にスポットライトが当たりやすくなります。そこから、人々を感動させる名演説も生まれてくるかもしれません。さらに週後半には木星(拡張・成長)が水星獅子座に激しくぶつかるため、どんどん議論の輪が広がるでしょう。
妄想書店。私が本屋を始めるなら。Vol.1:ミュージシャン・曽我部恵一