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7月10日〜7月16日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23〜12/21生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

射手座の星模様

空は青く

10日、水星が海王星、冥王星とコンタクトする影響で、「相手の心理を知る」がテーマとして浮上してくるかもしれません。特に家族や、縁の深い人が対象です。

その人の感情が生まれる背景を知ろうとすることが大切です。目の前の相手を理解するには、自分を基準にせず、相手の持つ感覚や価値観を把握すること。

週後半、レグルスと重なった火星乙女座と土星魚座は、オポジション(真正面で向かい合う位置関係)になり、互いに批判的な眼差しを投げかけています。

「自分のやるべき仕事」が明確になりそうです。心の中で「こんなことをしていていいのか」と自分で自分にツッコミを入れ、いても立ってもいられなくなり、やりたい仕事に突き進むようなイメージです。仕事に使命感を持って邁進できるタイミング。

水星獅子座と木星牡牛座が、殴り合うような位置関係にあります。今すぐにどこか遠くへ行こうとする水星獅子座を、「事務的なことを処理してから出かけねばならない」と木星牡牛座が引き留めているようです。自分の世界に没頭するためには、先に面倒なことを片付けましょう。

また、愛と喜びを司る金星は、射手座にとって「叡智・哲学・宗教の部屋」に長期滞在中です。(10月9日まで)。海外運もアップしています。旅行の計画も良いでしょう。

今週の全体の空模様

世界をまな板にのせて

先週に引き続き、「風(大気)のエレメント」が不在の週です(ただし、月の運行は除く)。

コミュニケーションにおいて「仲介役」となる風が吹かないので、対話したくてもうまくいかない、連絡がなかなか来ない、といったことが起きそうです。不安や焦燥感が募るタイミングです(8月27日まで続きます)。

また、土星、海王星、冥王星が逆行中のため、社会全体で「過去の振り返り」や「取りこぼしを拾う」ようなことがテーマとなってきそうです。

10日、水星が蟹座エリアを運行します。水星は海王星と調和的なコンタクトを取る一方、冥王星(破壊と再生)とは、オポジションと呼ばれる繋がり方をします。オポジション(真正面で向かい合う位置関係)となった天体同士は、互いに批判的な眼差しを投げかけています。

水星とこの2天体との繋がりは、過去を懐かしむ「旧世界の群れ」と、現代の問題を見つめる「新世界の群れ」との決定的な分断を引き起こすかもしれません。違う価値観を持つ相手の説得を諦め、思い切った方向転換をすることになりそう。分かり合えない相手との決別を覚悟するタイミングです。

10日はまた、「意欲や勇気」「戦い方」を司る火星が乙女座エリアに入ります。火星乙女座のもとでは、社会で拡散される情報のファクトチェックなどがなされます。

乙女座エリアに入ってすぐの場所には、恒星の中でも高貴でパワフルとされる“ロイヤル・スター”レグルスがいます。この星は、今週の火星に、権力や栄誉をプラスします。

週後半、レグルスと重なった火星乙女座は、土星魚座とオポジションとなります。社会的な立場のある人の過去の罪が暴かれるかもしれません。嫌なことに対して、はっきりNOと言えるようになる週でもあります。社会の患部を切除していけるでしょう。

11日には「知性・言語感覚」を司る水星が獅子座エリアに入ります。

公開討論やデモといった、表に立って行われる自己主張にスポットライトが当たりやすくなります。そこから、人々を感動させる名演説も生まれてくるかもしれません。さらに週後半には木星(拡張・成長)が水星獅子座に激しくぶつかるため、どんどん議論の輪が広がるでしょう。

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