魚座の星模様
背筋を伸ばして
10日、水星が海王星、冥王星とコンタクトする影響で、「自分らしい」とはどういうことかを確認するタイミングになりそうです。他者と関わったときに起こる心の変化や、望む未来の描き方で、自分という人間の輪郭線が出てきそうです。
週後半、レグルスと重なった火星乙女座と土星魚座がオポジション(真正面で向かい合う位置関係)になり、互いに批判的な眼差しを投げかけています。
その影響により、手強いライバルが現れるかもしれません。もしくはパートナーから鋭い観察眼を向けられたりするかもしれません。仕事の交渉・契約は気合を入れ、戦闘モードでいくとうまくまとまりそうです。
水星獅子座と木星牡牛座が殴り合うと、友人関係が広がりそうです。魚座は、相手のニーズに合わせようとする性質を持ちます。そのため、人のわがままに振り回されやすいところがあります。
人との交流に楽しさはあるものの、それに伴った忙しさや、人への気遣いから、戸惑いや苛立ちが出やすくなるかもしれません。どこまで相手を優先するのかを先に決めておく方が良いでしょう。
また、愛と喜びを司る金星は、魚座にとって「貢献の部屋」に長期滞在中です(10月9日まで)。どうすることが「貢献」なのか、じっくり考えるチャンス。心地よく働くために必須なものについても確認してみましょう。
今週の全体の空模様
世界をまな板にのせて
先週に引き続き、「風(大気)のエレメント」が不在の週です(ただし、月の運行は除く)。
コミュニケーションにおいて「仲介役」となる風が吹かないので、対話したくてもうまくいかない、連絡がなかなか来ない、といったことが起きそうです。不安や焦燥感が募るタイミングです(8月27日まで続きます)。
また、土星、海王星、冥王星が逆行中のため、社会全体で「過去の振り返り」や「取りこぼしを拾う」ようなことがテーマとなってきそうです。
10日、水星が蟹座エリアを運行します。水星は海王星と調和的なコンタクトを取る一方、冥王星(破壊と再生)とは、オポジションと呼ばれる繋がり方をします。オポジション(真正面で向かい合う位置関係)となった天体同士は、互いに批判的な眼差しを投げかけています。
水星とこの2天体との繋がりは、過去を懐かしむ「旧世界の群れ」と、現代の問題を見つめる「新世界の群れ」との決定的な分断を引き起こすかもしれません。違う価値観を持つ相手の説得を諦め、思い切った方向転換をすることになりそう。分かり合えない相手との決別を覚悟するタイミングです。
10日はまた、「意欲や勇気」「戦い方」を司る火星が乙女座エリアに入ります。火星乙女座のもとでは、社会で拡散される情報のファクトチェックなどがなされます。
乙女座エリアに入ってすぐの場所には、恒星の中でも高貴でパワフルとされる“ロイヤル・スター”レグルスがいます。この星は、今週の火星に、権力や栄誉をプラスします。
週後半、レグルスと重なった火星乙女座は、土星魚座とオポジションとなります。社会的な立場のある人の過去の罪が暴かれるかもしれません。嫌なことに対して、はっきりNOと言えるようになる週でもあります。社会の患部を切除していけるでしょう。
11日には「知性・言語感覚」を司る水星が獅子座エリアに入ります。
公開討論やデモといった、表に立って行われる自己主張にスポットライトが当たりやすくなります。そこから、人々を感動させる名演説も生まれてくるかもしれません。さらに週後半には木星(拡張・成長)が水星獅子座に激しくぶつかるため、どんどん議論の輪が広がるでしょう。
妄想書店。私が本屋を始めるなら。Vol.1:ミュージシャン・曽我部恵一