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7月10日〜7月16日 獅子座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の獅子座(7/23〜8/22生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

獅子座の星模様

スマイル!

10日、水星が海王星、冥王星とコンタクトを取る影響によって、「陰徳を積む」タイミングになりそうです。世のため人のために、ささやかな善行を積むこと。

目に見えない聖霊の小さな声が聞けるように心を乱さずに、大きな流れを眺め、「今、何をしたら最善だろうか」と考え、丁寧に行動すること。ご先祖様の計らいと思えるような出来事も起こるかもしれません。

週後半、レグルスと重なった火星乙女座と土星魚座はオポジション(真正面で向かい合う位置関係)になり、互いに探り合うような眼差しを投げかけています。

その配置により、実家や祖父母の家から、今の生活に役立ちそうなものが出てくるイメージです。それは誰も使わなくなった古い道具かもしれません。どんなものでも有効活用するぞ!と逞しく考えられるとき。

水星獅子座と木星牡牛座が殴り合う影響によって、仕事をどんどん片付けていくスイッチが入りそう。仕事は木星の効果で増加傾向にあります。そんな状況でも、スマートかつ大胆に取り組めるようにするのが、水星の力。

大胆でありながらも、細かいところも大切にする姿勢でいると良いでしょう。いろいろな解決策がどんどん浮かんできそうです。

また、愛と喜びを司る金星が獅子座に長期滞在中です(10月9日まで)。魅力がUPしている期間です。自信を持って笑顔でいましょう。

今週の全体の空模様

世界をまな板にのせて

先週に引き続き、「風(大気)のエレメント」が不在の週です(ただし、月の運行は除く)。

コミュニケーションにおいて「仲介役」となる風が吹かないので、対話したくてもうまくいかない、連絡がなかなか来ない、といったことが起きそうです。不安や焦燥感が募るタイミングです(8月27日まで続きます)。

また、土星、海王星、冥王星が逆行中のため、社会全体で「過去の振り返り」や「取りこぼしを拾う」ようなことがテーマとなってきそうです。

10日、水星が蟹座エリアを運行します。水星は海王星と調和的なコンタクトを取る一方、冥王星(破壊と再生)とは、オポジションと呼ばれる繋がり方をします。オポジション(真正面で向かい合う位置関係)となった天体同士は、互いに批判的な眼差しを投げかけています。

水星とこの2天体との繋がりは、過去を懐かしむ「旧世界の群れ」と、現代の問題を見つめる「新世界の群れ」との決定的な分断を引き起こすかもしれません。違う価値観を持つ相手の説得を諦め、思い切った方向転換をすることになりそう。分かり合えない相手との決別を覚悟するタイミングです。

10日はまた、「意欲や勇気」「戦い方」を司る火星が乙女座エリアに入ります。火星乙女座のもとでは、社会で拡散される情報のファクトチェックなどがなされます。

乙女座エリアに入ってすぐの場所には、恒星の中でも高貴でパワフルとされる“ロイヤル・スター”レグルスがいます。この星は、今週の火星に、権力や栄誉をプラスします。

週後半、レグルスと重なった火星乙女座は、土星魚座とオポジションとなります。社会的な立場のある人の過去の罪が暴かれるかもしれません。嫌なことに対して、はっきりNOと言えるようになる週でもあります。社会の患部を切除していけるでしょう。

11日には「知性・言語感覚」を司る水星が獅子座エリアに入ります。

公開討論やデモといった、表に立って行われる自己主張にスポットライトが当たりやすくなります。そこから、人々を感動させる名演説も生まれてくるかもしれません。さらに週後半には木星(拡張・成長)が水星獅子座に激しくぶつかるため、どんどん議論の輪が広がるでしょう。

7月3日〜7月9日 獅子座の運勢【ブルータス週間占い】

アーティストの玉山拓郎

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