牡牛座の星模様
自分に厳しく、周囲に優しく
今週の満月は、牡牛座にとって「叡智の部屋」で起こります。この半年間の学習面や精神面での成長を実感できるタイミングになります。
昨年の山羊座エリアでの新月では、「学びを通じて自分を変えていくこと」が課題でした。不安をバネに自分を鍛えていこう、と天に誓うことで、今までとは違う領域に飛び込むことができたかもしれません。
3日の山羊座満月では、前に進む覚悟が決まりそうです。物事を冷静に見つめ、揺らがない軸を持ちながら、より良い場所を目指せるでしょう。
また、牡牛座にとって「家族と家庭の部屋」であり、基盤や帰属する場所やコミュニティを表す場所に、火星(意欲・闘争心)と金星(愛と喜び)が運行しています。
金星には、天王星がぶつかるようにコンタクトをとってきます。その衝撃がそのまま「愛のビンタ」となって表れそうです。周囲の人に助けられて自己変革に取り組めるかもしれません。
もしくは、家族や仲間と喧嘩をしてしまいそうな雰囲気です。自分が自分に満足していない気持ちが、甘やかしてくれる人への反発心として出てしまうのです。
「今できていること」と「叶えたい未来」のギャップに焦らず、今与えられている環境に感謝する姿勢を持つと良さそうです。
今週の全体の空模様
声を届けたい
西洋占星術では、世界は火・地・風・水の4つの元素の組み合わせによって構成されていると考えます。そしてこの4つは互いにつながり合い、サイクルをつくっています。
火は上昇気流を生み、空に昇る空気は水を孕み、水は雨となって大地に降り注ぎ、大地は水と火(日)の力を受けて豊かさを育む……という循環です。
12星座も、この4要素に分類されます。占星術では天体が運行する星座の影響を読むため、どの星座にどの星がいるかで、火・地・風・水のバランスが変わります。本来は4要素が偏りなく共存していると地上にも調和がもたらされると言われています。
しかし今週の星空においては、風(大気)がミッシングエレメント(=抜け落ちた要素)になっています。
風(大気)は、「媒介者」「仲介者」の役割を持っているため、今週は交渉やコミュニケーションの滞りが起こりやすいかもしれません。社会的交流が減り、もっと人と関わりたいと思うようになりそうです。
風(大気)は知性を司りもするので、この時期は、「賢く振る舞わねば」といったプレッシャーを感じるかもしれません。リラックスを心がけましょう。
一方で、水エレメントと地エレメントに天体が多い週でもあります。水と土が持つ「女性性」や「現実主義」「感情」「生命」といったテーマを感じることが増えるでしょう。
そんな中、「情熱」や「意欲」を表す火のエレメントに属す獅子座エリアに、金星(愛と喜び)と火星(パワフルさ・闘争心)が運行しています。「自分が自分であるための喜び」という炎が燃えている様子です。
週の始めの3日には、山羊座エリアで満月が起こります。満月は、新月で蒔いた種の実りを収穫するとき。昨年の12月23日の山羊座新月からフォーカスしてきたことが「満ちる」ようなタイミングです。
新月で定められたテーマは、「価値観を刷新しながら進化する」でした。そこからの半年の間、変わりゆく世界を体験し、想像以上の歪さや目まぐるしさに直面する場面もあったでしょう。
今週は、自分が選んだ「真実」を確認することで、本当に守りたいものが明確になります。そして、進む道も決まってくるでしょう。愛すべき日常に立ち戻っていきたくなるかもしれません。
また、山羊座新月にアファメーションをしたことが叶っているのか振り返り、もし叶っていれば天に感謝するタイミングです。
未来を創る窓