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7月3日〜7月9日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の射手座(11/23〜12/21生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

射手座の星模様

剪定作業

今週の満月は、射手座にとって、「所有・財源の部屋」を意味する場所で起こります。

昨年の山羊座エリアでの新月では、「自分が持つ財産・自分の価値に対する思い込みを溶かす」ことが課題でした。この半年間は、資産運用や働き方のアレンジをしたり、「豊かさ」を探るために試行錯誤したりした時期だったのではないでしょうか。

節約術を駆使したこともあったかもしれません。また、スキルアップに取り組んだり、他分野に挑戦した人もいたでしょう。

今週3日の満月は、様々なトライ&エラーを経て、自分に合ったやり方が見えてくるときです。豊かになるためには、あちこちにエネルギーを分散させずに、ポイントを絞って集中して取り組むのが良いと気づくでしょう。

より質の良い実を作るために見込みのある枝を残していく剪定作業のように、手応えのあった方法のみに注力していきましょう。

また、射手座にとって「遠方への旅」「ここではないどこか」「体系的な叡智」を意味する場所を、火星(意欲・闘争心)と金星(愛と喜び)が運行します。金星には、天王星(改革・刷新・急な変化)がぶつかるようにコンタクトをとっています。

誰かの依頼によって、遠い場所(海外など)に赴くことがあるかもしれません。いつでも動ける準備をしておきましょう。

今週の全体の空模様

声を届けたい

西洋占星術では、世界は火・地・風・水の4つの元素の組み合わせによって構成されていると考えます。そしてこの4つは互いにつながり合い、サイクルをつくっています。

火は上昇気流を生み、空に昇る空気は水を孕み、水は雨となって大地に降り注ぎ、大地は水と火(日)の力を受けて豊かさを育む……という循環です。

12星座も、この4要素に分類されます。占星術では天体が運行する星座の影響を読むため、どの星座にどの星がいるかで、火・地・風・水のバランスが変わります。本来は4要素が偏りなく共存していると地上にも調和がもたらされると言われています。

しかし今週の星空においては、風(大気)がミッシングエレメント(=抜け落ちた要素)になっています。

風(大気)は、「媒介者」「仲介者」の役割を持っているため、今週は交渉やコミュニケーションの滞りが起こりやすいかもしれません。社会的交流が減り、もっと人と関わりたいと思うようになりそうです。

風(大気)は知性を司りもするので、この時期は、「賢く振る舞わねば」といったプレッシャーを感じるかもしれません。リラックスを心がけましょう。

一方で、水エレメントと地エレメントに天体が多い週でもあります。水と土が持つ「女性性」や「現実主義」「感情」「生命」といったテーマを感じることが増えるでしょう。

そんな中、「情熱」や「意欲」を表す火のエレメントに属す獅子座エリアに、金星(愛と喜び)と火星(パワフルさ・闘争心)が運行しています。「自分が自分であるための喜び」という炎が燃えている様子です。

週の始めの3日には、山羊座エリアで満月が起こります。満月は、新月で蒔いた種の実りを収穫するとき。昨年の12月23日の山羊座新月からフォーカスしてきたことが「満ちる」ようなタイミングです。

新月で定められたテーマは、「価値観を刷新しながら進化する」でした。そこからの半年の間、変わりゆく世界を体験し、想像以上の歪さや目まぐるしさに直面する場面もあったでしょう。

今週は、自分が選んだ「真実」を確認することで、本当に守りたいものが明確になります。そして、進む道も決まってくるでしょう。愛すべき日常に立ち戻っていきたくなるかもしれません。

また、山羊座新月にアファメーションをしたことが叶っているのか振り返り、もし叶っていれば天に感謝するタイミングです。

6月26日〜7月2日 射手座の運勢【ブルータス週間占い】

サテライトオフィスで椅子に座る吉泉聡

窓の外に感じる、予測不可能な自然の存在。〈TAKT PROJECT〉代表・吉泉 聡が語る窓

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