獅子座の星模様
実践の愛
今週の満月は、獅子座にとって「日々の仕事・サービスの部屋」であり、自他ともにケアすること、奉仕することを意味する場所で起こります。
昨年の山羊座エリアでの新月では、「目から鱗を落としながら奉仕する」ことが課題でした。この半年の間に、実践的な愛や奉仕とは何であるのかをテーマに悩み、思考錯誤してきたかもしれません。それまで理解していたものとは違う「優しさ」や「思いやり」に気づけた期間。
「教えるー教えられる」「助けるー助けられる」といった構図の中で、あえてヒエラルキーを崩し対等な関係を築いていこうとしたのではないでしょうか。
今週3日の満月は、相手を同じ人間として見つめ、尊重することが、自分自身を大切にすることにもなるのだと理解するタイミングです。自分だけでがんばることをやめ、相手の波長に合わせて自分をチューニングしていけるとき。自然と協働ができるでしょう。
天王星は、獅子座にとって天の高い位置を運行し、長期間にわたって影響を与えています(2018~2026年)。その発するメッセージは、「仕事において自分を改革し続けよ」です。
そして天王星は今週、獅子座エリアの金星(愛と喜び)と激しくぶつかり合います。そのため、「真に豊かな仕事とは何か?」と考えを巡らせることになりそうです。
今週の全体の空模様
声を届けたい
西洋占星術では、世界は火・地・風・水の4つの元素の組み合わせによって構成されていると考えます。そしてこの4つは互いにつながり合い、サイクルをつくっています。
火は上昇気流を生み、空に昇る空気は水を孕み、水は雨となって大地に降り注ぎ、大地は水と火(日)の力を受けて豊かさを育む……という循環です。
12星座も、この4要素に分類されます。占星術では天体が運行する星座の影響を読むため、どの星座にどの星がいるかで、火・地・風・水のバランスが変わります。本来は4要素が偏りなく共存していると地上にも調和がもたらされると言われています。
しかし今週の星空においては、風(大気)がミッシングエレメント(=抜け落ちた要素)になっています。
風(大気)は、「媒介者」「仲介者」の役割を持っているため、今週は交渉やコミュニケーションの滞りが起こりやすいかもしれません。社会的交流が減り、もっと人と関わりたいと思うようになりそうです。
風(大気)は知性を司りもするので、この時期は、「賢く振る舞わねば」といったプレッシャーを感じるかもしれません。リラックスを心がけましょう。
一方で、水エレメントと地エレメントに天体が多い週でもあります。水と土が持つ「女性性」や「現実主義」「感情」「生命」といったテーマを感じることが増えるでしょう。
そんな中、「情熱」や「意欲」を表す火のエレメントに属す獅子座エリアに、金星(愛と喜び)と火星(パワフルさ・闘争心)が運行しています。「自分が自分であるための喜び」という炎が燃えている様子です。
週の始めの3日には、山羊座エリアで満月が起こります。満月は、新月で蒔いた種の実りを収穫するとき。昨年の12月23日の山羊座新月からフォーカスしてきたことが「満ちる」ようなタイミングです。
新月で定められたテーマは、「価値観を刷新しながら進化する」でした。そこからの半年の間、変わりゆく世界を体験し、想像以上の歪さや目まぐるしさに直面する場面もあったでしょう。
今週は、自分が選んだ「真実」を確認することで、本当に守りたいものが明確になります。そして、進む道も決まってくるでしょう。愛すべき日常に立ち戻っていきたくなるかもしれません。
また、山羊座新月にアファメーションをしたことが叶っているのか振り返り、もし叶っていれば天に感謝するタイミングです。
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