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6月19日〜6月25日 牡牛座の運勢【ブルータス週間占い】

毎週月曜8時更新、占星術師・七嶋ナオさんによる12星座別「ブルータス週間占い」。仕事や人間関係に活かせるアドバイスをロジカルにお届け。今週の牡牛座(4/20~5/20生まれ)の星模様は?

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

牡牛座の星模様

優しさパンケーキ

今週からの約1カ月間は、癒やしのテリトリーを築くにはどのように周囲の人と関わっていけばいいのかを考えていくことになりそうです。

牡牛座は元々、自分の安全エリアをつくっておきたいタイプ。21日に太陽が蟹座に入ると、「互いにリラックスし、甘え合い慰め合える関係が欲しい」という思いが強まってきます。周りを見渡して、そういった交流ができる相手やグループを探したくなるかもしれません。

と同時に、自分がどんなコミュニケーションを求めているのかの確認も必要となってきます。今週は、自分の本音を素直に曝け出すことも意識してみましょう。そうすることによって、友愛が育めるチャンスタイムでもあります。

水星双子座と火星獅子座の調和的コンビネーションにより、「ストレートな言葉」を家族やチームメンバーに伝えることができそう。持っている知識をもとに建設的な提案をすること。その提案で実際に改善が進み、仲間にも喜ばれそうです。

ただ、蟹座と同じく情緒的エッセンスを持つ魚座に土星が構え、蟹座の太陽と仲良く繋がっています。相手への愛と労わりが言葉にこもっていないと、提案も受け入れられづらいでしょう。

牡牛座エリアを運行する木星と天王星は「自己改革」を促します。起きる全ての出来事を糧にできるチャンスタイムです。

良い出来事に浮かれすぎず、悪い出来事には落ち込みすぎず、どんな進化をしたらもっと嬉しい気持ちになれるのか、と考えると良いでしょう。

今週の全体の空模様

弱さを補い合う連帯

「故郷を甘美に思う者は、まだ嘴の黄色い未熟者である。あらゆる場所を故郷と感じられる者は、すでにかなりの力を蓄えた者である。だが、全世界を異郷と思う者こそ、完璧な人間である。」
──エドワード・W・サイード『オリエンタリズム』より、聖ヴィクトルのフーゴー『ディダスカリコン』からアウエルバッハが行った引用出典

西洋占星術においてシーズンの区切り方は「春分」「夏至」「秋分」「冬至」の4つです。6月21日の「夏至」は太陽が蟹座エリアに入る瞬間でもあり、一年を4つに分けたうちの、2つめのタームの始まりです。

蟹座のキーワードは「庇護・養育(母性的な要素)・家族・民族(チーム)意識・情動」などです。

蟹座エリアを太陽が運行し始めることにより、社会のあちこちで新たなチームやグループが結成され始めます。そして、それぞれが活発に動き出します。

また、週後半になると、太陽と土星が調和的に繋がります。その影響によって、小さな花があちこちに咲くように、ためらわずに親切を行える人が増えていきます。人間愛を伴った連帯の強さが生まれそうです。

土星(社会性・責任)と冥王星(極端さ・運命)の2天体は逆行し、「もう一度振り返ること」の社会的な重要性が高まりそうです(もしくは、時代に逆行するようなことが起きるかもしれません)。

水星(知性・コミュニケーション)と火星(意欲・闘争心)が調和的に繋がることにより、「情報戦」が激しくなりそう。

また、火星は天王星(改革・刷新)と激しくぶつかります。その影響で、世の中の混乱を招くような情報が流れそうです。情報の真偽の判断が難しい状況になって、誰が敵で誰が味方なのかがわからなくなるかも。

今週は極端で乱暴な言説には振り回されずに、「弱さや柔らかさを守ること」や「平和を望む気持ち」を優先し、穏やかに過ごすことを心がけましょう。

6月12日〜6月18日 牡牛座の運勢【ブルータス週間占い】

窓際で作業をする蓮沼執太

窓辺で創作すれば音楽も外に開いていく。音楽家・蓮沼執太が語る窓

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